DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)は、2020年からハイブリッド技術を導入することを検討している。しかしそれと並行して、サポートレースとして「バッテリーまたは水素燃料電池」を搭載した新シリーズの立ち上げも目論んでいることが分かった。
この新シリーズで走るマシンは1000nhpものハイパワーを誇り、最高速が約320km/hにまで達するという。現在のDTMマシンは約600bhp……比較すれば、非常にハイパワーなマシンであることが分かる。
■DTMのベルガー代表「日本メーカーのDTMフル参戦に期待するのは時期尚早」
DTMでは、レース中にタイヤ交換のためのピットストップが義務付けられているが、この新シリーズは40分のレースとし、途中で”充電”のためのピットストップを行うことになるという。
とはいえコネクタを接続して、充電するのは不可能。そのため、大型産業用ロボットにより、バッテリーもしくは水素タンクを交換することになるという。
DTMはこのレースが、メーカーに対して「将来の高性能電気自動車を設計および開発する」機会を提供することになると期待している。
「これは勇敢で、革新的なコンセプトだ」
DTMを運営するITRのゲルハルト・ベルガー代表はそう語った。
「モータースポーツの未来を形作り、ファンを刺激する新しいドライブシステムを用意するなら、ずっと先を見る必要がある」
「モータースポーツに参加することを考えているメーカーは、代替となる動力のコンセプトに、ますます注目している」
DTMはリリースで、この”未来”のレースシリーズの意義について、次のように説明した。
「本日説明したレーシングシリーズは、メーカーのテスト会場、そして量産車に関連する技術の開発を促進する場としても機能するだろう」
DTMが発表した声明では、そう説明されている。
「今が正しい時だ。そして変化を起こすための欲求がある」
ベルガー代表は、モータースポーツの未来を形作るための”本当に新しい、刺激を与えるようなコンセプト”がこれまで不足していたと付け加える。
「このスポーツの未来を形作るためには、はるか先を見据えなければならない」
「ハイブリッド車、そして電気自動車は、すでに市場に根付いた。しかし本当に新しい、刺激を与えるようなコンセプトが、これまでは欠けていたと思う」
「世界中の数百万人のモータースポーツファンに加え、モータースポーツにもっと関わりたいと思っている、多くの自動車会社やサプライヤーとも話し合っている」
「このプロジェクトで、我々は未来を成り立たせるモノについては何にでもオープンで、そして世界中のメーカーに提供するための新しいモノがあるということを実証したいのだ」
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