MotoGP第17戦オーストラリアGPから、中上貴晶(LCRホンダ)の代役としてMotoGPの現場にヨハン・ザルコが復帰。彼は代役2戦目(マレーシアGP)にしてホンダのバイクの特性を掴み始めたようで、レースこそ転倒リタイアに終わったが、トップ8に挑む走りを見せた。
ザルコは予選Q2に直接進出して9番グリッドを獲得するなど早くも速さを見せた。彼としても代役2戦目にして、周囲とのギャップを半減させることができたことで、トップライダーとしてのライディングに戻りつつあると考えているようだ。
■パワーが無い! クラッチロー、“最悪な”スタートでレース台無し
「暑さの面でもフィジカル面でも限界ギリギリだったせいで、ペースをコントロールできなかった。でも良いペースだったしそれについては満足している」
マレーシアGP終了後、ザルコはそう語った。
「ギャップは上々だ。オーストラリアではタフなトラックで(ホンダのバイクを)学ばなくてはならなくて、トップからは26秒差だった」
「つまり短いトラックでも1周当たり1秒遅れていることを意味している。僕にとってこれはとても大きな差だ。だけど僕は学んでいく必要があった」
「ここ(セパン)で完走できていたなら、僕は先頭から15秒程の差だったはずだ。(オーストラリアの)半分ほどになった。大きな前進だよ。トップライダーとしてのライディングに戻ってきた。良い感じだ」
「カルは予選でとても速かったけど、レースで近づくことは可能だと考えていた。彼より前に出るという目標は持っていなかったけど、他のライダーの前に立てれば、それは良いことだろう」
またザルコはバイクに自然に乗ることが必要だと話し、最終戦バレンシアGPでもマレーシアGPと同じように良い仕事がしたいと語った。
「バイクに乗っている時、もっと考えずに全てのことをできるようにしたい。まだ何をすべきかを考えながら乗っているんだ」
「そういった事を身体が自然にこなせた時、僕はまた1歩前進できるはずだ。そうすれば他の事に集中できるか、若しくはより“正確”に乗ることもできるからね」
「エネルギーを思考に割かず、ライディングを考えず無意識にできるようになった時、バイクは良く応えてくれる。無意識にやらなければならない。マルク(マルケス)のようにね。そうすれば更に1歩前進できる」
「バレンシアでも同じだ。Q2に直接進出できるように取り組む……そのレベルであることがとても重要なんだ。トップ7でのレースをまたできればいいね」
と、ザルコは代役として最後のレースになるバレンシアGPへの意気込みを見せた
なおホンダは11月5日に2020年の2輪モータースポーツ活動の参戦体制を発表。レプソル・ホンダはマルケスとホルヘ・ロレンソ、LCRホンダはクラッチローと中上と、ホンダ勢の4席に変更のないことが明かされた。
ザルコの来季については確たる情報が無く、その行き先には注目が集まっている。最終戦バレンシアGPは、ひとまずホンダでザルコが走る姿を見る最後の機会になりそうだ。
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