11月2日~3日に開催された全日本ロードレース選手権最終戦のレースウイーク中、関係者のなかである噂が飛び交っていた。それはホンダのワークスチーム、Team HRCが2019年シーズン限りで活動を終了するというものだった。この件についてチームを指揮する宇川徹監督は「言えることはありません」とだけ言葉を残した。
2018年に全日本の最高峰JSB1000クラスにワークスチームのTeam HRCを復活させたホンダ。ホンダがワークスチームとして全日本に参戦するのは2008年以来10年ぶりのことで、元MotoGPライダーの宇川氏がチーム監督、2017年のJSB1000チャンピオンの高橋巧がライダーを務める強力布陣で復帰初年度に挑んだ。
全日本ロード戦った高橋巧が市販車最高峰のSBK参戦。ホンダ、2020年二輪レース活動体制発表
高橋がシリーズ連覇に挑んだ2018年だったが、復活したばかりのチームということもあり、思ったような結果を出せず。ランキング2位となり連覇はならなかった。
復帰参戦2年目となる2019年は、宇川チーム監督、高橋がライダーという体制は変えず、盤石の体制でシリーズ連覇に挑んだ。この2019年は初戦こそ苦戦したが、第2戦からは圧倒的な速さで4連勝と快進撃を演じる。
シリーズ後半戦突入前の8月にはテスト中に高橋が負傷する不運もあったが、その後も表彰台を獲得するなど着実にポイントを積み重ね、最終戦直前の第7戦オートポリス終了時点で11ポイントのリードを築き、チャンピオン獲得まであと一歩のところまで迫っていた。
迎えた最終戦鈴鹿、高橋はレース1&2ともにポールポジションを獲得したものの、レース1で転倒があり16位。この時点でランキング2位だった中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が勝利したため、ポイントリーダーの座を奪われてしまう。
続くレース2では逆転を目指してポール・トゥ・ウィンを飾ったものの、中須賀が2位に続いたためチャンピオンには届かず。2年連続ランキング2位という悔しい結果に終わった。
そんなTeam HRCは2019年シーズン限りで全日本での活動を終了する噂が関係者の間でささやかれた。奇しくも11月5日には高橋の2020年SBKスーパーバイク世界選手権昇格がアナウンスされ、この噂が現実味を帯びたようにも思えるが、全日本ロード最終戦で宇川監督に話を聞くと「そういう噂を耳にしますが、そのことに関して僕から言えることはありません」とだけ言葉を残している。
2020年の全日本ロードに向けては、Kawasaki Team GREENが1台体制へ変化するといった噂や、ヨシムラが世界耐久選手権(EWC)へ転向し、全日本ロードレース選手権での活動を終えるのではという話も聞こえてきた。2020年はシリーズにとって激動の年になるかもしれない。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
まさかの決着。トップ2台がクラッシュでオジエが大逆転勝利を飾る。勝田は日曜最速に/WRCクロアチア
アストンマーティン代表、ストロールへの裁定は厳しいと語る「しっかりと理解されないまま判定が下された」/F1第5戦
【角田裕毅F1第5戦分析】問題を抱えながらも最後列スタートを選択。リタイアに終わるも一段と成長した振る舞いを見せる
ホンダがフォーミュラEに参戦する可能性はあるのか? HRC渡辺社長「今は2026年からのF1再参戦が最優先……しかしGEN4は魅力的」
「何か“茶色いモノ”が……」石浦宏明、ST-Q32号車のドライブ中に小動物とニアミスの珍事/スーパー耐久
併走するクルマへの目潰しでしかないのにナゼやる? 斜め後ろに「白色ライト」を点灯して走行するトラックは法令違反だった!!
イタリアーンないすゞ車?! 当時の国産車の倍もしたのにヒットしたクルマ いすゞ117クーペがオシャレすぎた!
アストンマーティン代表、ストロールへの裁定は厳しいと語る「しっかりと理解されないまま判定が下された」/F1第5戦
もしや未来のレジェンドか!?!? 次世代電気自動車「Honda0(ゼロ)シリーズ」が衝撃 しかもほぼそのまま市販モデルになるってマジか
クルマ愛ゆえの辛口? 自動車評論家「徳大寺有恒」没後もうすぐ10年、モータージャーナリストの私が今でも尊敬し続けるワケ
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?