トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、F1アメリカGPの決勝レースを10番手でフィニッシュした。しかし、最終ラップでレーシングポイントのセルジオ・ペレスを抜いた際に接触した責任を問われ、チェッカーフラッグ直後に5秒のタイムペナルティを受けた。
クビアトはこれで12位に後退。ノーポイントでアメリカGPを終えることになった。
クビアトに代わり、ペレスが10位に入りポイント獲得。アルファロメオのキミ・ライコネンが11位となった。
チェッカーフラッグ直後にクビアトがタイム加算ペナルティを受けるのは、これで2戦連続。前戦メキシコGPの最終ラップでも、クビアトはルノーのニコ・ヒュルケンベルグに追突したとしてタイム加算ペナルティを受け、9位から11位に降格している。
クビアトはメキシコGPの裁定について猛批判。「レースをする」というF1のポリシーに反していると主張した。
なお今回の決定についてスチュワードは、次のように理由を説明している。
「スチュワードはビデオによる証拠を見直した。11号車(ペレス)がコーナーのエイペックスにいた際、26号車(クビアト)はインに飛び込み、僅かにロックアップし縁石から跳ね返ってしまった。そしてコーナー出口で外側に動き、11号車に接触してしまった」
もう1台のトロロッソのドライバーであるピエール・ガスリーは、9番手を守るためにペレスとバトルをしていた際に接触。これによりダメージを受け、ピットストップを余儀なくされた。結局チェッカーフラッグは受けられなかったものの、16位完走扱いとなっている。
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