ツインリンクもてぎで行われている2019スーパーGT第8戦。予選2番手を獲得しシリーズチャンピオンに向けて一歩近づいた#6 WAKO’S 4CR LC500だが、Q2を担当した山下健太に笑顔はなかった。
7ポイントのリードを持って最終戦の舞台にやってきた大嶋和也/山下健太組の6号車。午前中の公式練習では、タイトルを争う#37 KeePer TOM’S LC500(平川亮/ニック・キャシディ)に僅差で破れる形となったが、午後の公式予選では最終アタックで見事逆転を果たした。
■「タイトルを獲りたい!」脇阪寿一監督、最終決戦を前に心境を語る
まずQ1で大嶋がアタックし1分36秒885で7番手通過を果たすと、Q2では山下が最後にタイムアタックを行い1分35秒999をマーク。37号車より前の2番グリッドを獲得した。
これをピットウォールで見守っていた脇阪寿一監督は思わずガッツポーズ。大嶋も好アタックを讃えたが、山下は珍しく悔しい表情を見せた。
「正直、アタック自体はあまりうまくいきませんでした。セクター1のタイムが遅かったと思うんですけど、タイヤのウォームアップがうまくいきませんでした。(アタックラップの)4コーナーまでリヤタイヤが十分に温まりきっていない状況で、そこで少し滑ってしまってタイムロスしました。そこから先は良かったんですけど、もう少しウォームアップを上手くやれればな……という感じでした」
そう語った山下。もし上手くタイヤをウォームアップ出来ていれば、ポールポジションを獲得できた可能性もあったという。
「ただ、それがあった中で2番手で終われたのは良かったですが、トップとのタイム差を見るとわずかだったので、それ(タイヤのウォームアップ)をしっかり出来ていれば(ポールポジションを)獲れたかもしれないなと思うと、悔しいですね」
ただ、決勝を見越したタイヤ選択をしており、レースペースにもある程度自信を持っている6号車だが、山下は37号車の“底力”を警戒していた。その中でも、最後まで気持ちでは負けないようにしたいと気を引き締めている様子が印象的だった。
「36号車が前にいることを考えると、そう簡単にレースは進まないだろうなと思うし、37号車も決勝は強いので、あのポジションから必ず上がってくると思います。どうなるか分かりませんが、僕たちも本当に最後まで全力で行かないと負けるかもしれないと感じています」
「もちろん最後まで諦めないですし、気持ち的に絶対負けないように、自信を持っていきたいです」
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