MotoGP第18戦マレーシアGPの予選がセパン・インターナショナル・サーキットで行われ、MotoGPクラスはファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)がポールポジションを獲得。チャンピオンのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)は予選Q2でハイサイド転倒を喫し、タイムを更新できず2019年シーズン自己ワーストグリッドで予選を終えた。
フリー走行3回目は気温31度、路面温度47度のドライコンディションで行われた。セッション序盤はマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)がトップに立ち、マルケス、前日のフリー走行2回目でオールタイムラップ・レコードを更新したクアルタラロが続く状況。
【順位結果】2019MotoGP第18戦マレーシアGP MotoGPクラス予選
また、開始10分ごろには中上貴晶の代役としてLCRホンダ・イデミツから参戦するヨハン・ザルコが、1コーナーで転倒を喫した。ザルコはその後、マシンを起こして走行を再開している。
ライダーたちがアタックを始めるセッション終盤になって、コース上の一部で雨が落ちたことを知らせるレッドクロスのフラッグが振られる。それでも多くのライダーはスリックタイヤでアタックに入っていった。
こうした状況のもと、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)が1分58秒761のトップタイムをマーク。2番手にはクアルタラロがつけ、初日総合に続きペトロナス・ヤマハSRTのふたりがワン・ツーを占めた。3番手にはマルケス、4番手はビニャーレスで、5番手にはジャック・ミラー(プラマック・レーシング)が入っている。
中上貴晶の代役として参戦しているヨハン・ザルコ(LCRホンダ・イデミツ)はこのセッションで8番手タイムを記録すると、予選Q2進出を決めた。
フリー走行4回目前には小雨がぱらつき始めたが、路面を濡らすには至らなかったようで、ライダーたちはスリックタイヤで走行した。トップはフリー走行3回目に続きモルビデリ、2番手にはロッシ、3番手にはドヴィツィオーゾが続いた。クアルタラロは4番手、マルケスは5番手だった。
■予選:クアルタラロが2019年シーズン5度のポール獲得
予選は気温27℃、路面温度37度のドライコンディションで行われた。予選Q1に臨むのは、前戦オーストラリアGPで2位表彰台を獲得したカル・クラッチロー(LCRホンダ・カストロール)、ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ・チーム)、ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)、ホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ・チーム)などの面々だ。
最初のアタックでは、ミル、ペトルッチが予選Q2進出圏内のトップ2につける。ふたりはセカンドアタックに入ってそれぞれにタイムを更新したが、その順位は変わらない。しかし最後のアタックで、ペトルッチがトップに浮上。さらにそのタイムを、クラッチローが0.120秒上回った。
この結果、クラッチローとペトルッチのふたりがQ2へ進出。ミルは最後までトップをキープしながら、惜しくもQ1突破を逃した。
続いて始まった予選Q2。序盤、ロッシがトップに立つも、そのタイムをクアルタラロ、さらにはビニャーレスが更新する。ビニャーレスがトップ、2番手クアルタラロ、3番手モルビデリのトップ3で最初のアタックを終えた。マルケスはこの時点で、5番手タイムをマークしている。
セカンドアタックに入り、マルケスがクアルタラロの背後を追うように走行。ふたりはアウトラップからランデブー走行を続けていたが、アタックラップに入った直後の2コーナーで、マルケスがハイサイドを起こし転倒。マルケス自身は立ち上がったがマシンのダメージが大きく、マルケスの予選はここで終了となった。
セカンドアタックでは3人のヤマハライダーによって、トップが目まぐるしく変わった。まずモルビデリがトップに浮上し、そのタイムをビニャーレスが更新する。モルビデリ、ビニャーレスともにオールタイムラップ・レコードを更新するタイムだ。しかしさらに、最後のアタックでクアルタラロが各セクターのファステストを叩き出しながら迫っていた。
クアルタラロは1分58秒303をマーク。2019年シーズン5度目のポールポジションを獲得し、同時にフリー走行2回目で自身が記録したオールタイムラップ・レコードを更新した。
2番手にはビニャーレス、3番手にはモルビデリが入ってフロントロウをヤマハが独占。この週末通じて好調のヤマハ勢がその速さをいかんなく発揮した。4番手にはミラー、5番手にクラッチローが入り、ロッシは6番手を獲得している。
マルケスはセカンドアタック前に転倒を喫したことでタイム更新ならず、11番手。2019年シーズンのなかでも自己ワーストグリッドの結果で予選を終えた。
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