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スポーツ 2019.11.2

F1レースディレクター、スチュワードのペナルティ決定手順を擁護「正しい判断には時間が必要なこともある」

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 先日行われたF1メキシコGPの決勝レース終了後、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトには、最終ラップの最終コーナーでニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)に追突したとして、すぐさまペナルティが科せられることが発表された。表彰式終了後、国際映像に表示されたリザルトには、クビアトへのペナルティが既に反映されていたほどの早さだった。

 しかしその前に行われた日本GPでは、1周目にマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)と接触したシャルル・ルクレール(フェラーリ)にペナルティが出されるまでには時間がかかった。

    ■こういう裁定がF1をダメにしているんだ! クビアト、スチュワードに噛み付く

 この両者の違いは何だったのか? それについて尋ねられたFIAのF1レースディレクターであるマイケル・マシは、明確な判断ができる場合に“のみ”すぐさま決定を下すべきであり、そうでない場合にはスチュワードは関係するドライバーから聴取した後、ペナルティの有無を判断すべきだと主張した。

「スチュワードの視点から言えば、もし疑いの余地がある場合には、決断をレース後まで待つ」

 そうマシは語る。

「それを決断するのは、スチュワードのメンバー次第だ」

「間違っている可能性のある決断が必要だろうか? それとも、正しい決断が必要だろうか? この問題は、正しい判断が必要な場合、彼ら4人の見解としてドライバーの言い分を理解したいと思うなら、それができるのは彼らの特権なんだ」

「4人が部屋に座り、全てのことを見ているのはそのためだ。もし彼らが理解したい“何か”がある場合には、それに向かって努力するんだ」

「クビアトの一件は、スチュワードと話したところによれば、更に明確にすべきことはなかったということだ。彼らの言葉を借りれば、それ以上黒白をつけるべきことはなかったのだ。ルクレールの一件は、もう少し確認する必要があると思っていたので、関係するふたりのドライバーから見解を得たいと考えていたのだ」

 F1のオーナー企業であるリバティ・メディアから、迅速に裁定を下すよう圧力がかかっているのではないかと尋ねられると、マシは次のように語った。

「いや、それは全くない。もちろん我々全員が、チェッカーフラッグが振られた時に、その結果を知りたいと思っているはずだ。それを疑う人はいないと思う」

「しかしながら、それをやることによってポイント(獲得の有無)に関わるなら、我々は正しい判断をしたい。正しい判断を下すには、少し時間がかかるんだ。レース後に技術的な問題が見つかった場合でも、違いはない。そして後に結果を変更するのだ」

「物事が明確な場合、ひとつの道しかない。だが明確ではない時はそうではないのだ。先ほども言ったように、我々の目指すところは、正しい決断をすることだ。時には、我々が望んでいるよりも少し時間がかかるかもしれない。しかしそれでも、ペナルティが誤って出されるよりも、正しい決断を下した方がいい」

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(motorsport.com 日本版 Adam Cooper)

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