いよいよツインリンクもてぎで開幕する2019スーパーGT第8戦。GT500クラスで悲願のチャンピオン獲得を狙う#6 WAKO’S 4CR LC500の脇阪寿一監督が、11月2日(土)から始まる公式セッションを前に心境を語り、改めてチーム一丸となってチャンピオンを獲得しに行くと意気込みを見せた。
2015シーズンいっぱいでスーパーGTのドライバーを引退し、翌2016年からLEXUS TEAM LEMANS WAKO’Sを指揮する立場となった脇阪監督。これまでチャンピオン争いは何度か経験してきたが、最終戦で毎回悔しい思いをしてきた。
■好判断で6位&ランク首位キープ。脇阪寿一監督「勝ちに値するレースだった」
今年は大嶋和也に加えて山下健太が加入。シーズン中盤には2連勝を飾る快進撃を見せ、第7戦を終えて70ポイントを獲得し、ランキング首位のまま最終戦にやってきた。
ランキング2番手の#37 KeePer TOM'S LC500を7ポイントリードしている6号車は、2位以上でフィニッシュすれば、ライバルの順位に関係なくチャンピオンを獲得できる。
レース開幕を前日に控えた脇阪監督。現在の率直な心境を訊くと「(タイトルを)獲りたい! その一言です」と即答だった。ただ、その中でもチームのドライバーやメカニックのことを第一に考えている様子が印象的だった。
「僕はいいけど、ドライバーやメカニックのみんなに(タイトルを)獲らせてやりたいなと思いますね。特にメカニックたちは今まであまり褒めたことがないんです」
脇阪監督はそう語る。
「スーパーGTでは2016年からずっと監督をやらせてもらっていますが、その前にスーパーフォーミュラで監督をやらせてもらった時はタイヤが外れてしまうなど色々なことがあって……そういった状況からスタートしました。そういう意味では、みんなにもっと上を目指してもらいたいから安易に褒めることはなかったし、どんなことに関しても『もっと! もっと!』と言い続けてきました」
「その結果として彼らが実際ここでタイトル争いをしているわけで、一番上のポジションで最終戦を迎えられているわけです。各スタッフがそれなりの成長をしていないとここまで来られないです。ラッキーでこのポジションにいるわけではありません。後半戦を見ていただいても分かるように、我々は本当の実力でここまで頑張ってきました」
「なんとか今回タイトルを獲って、ぞれぞれに自信という“人生のお守りみたいなもの”を与えてあげたいなと思っています」
ピットの設営や機材搬入の作業を進めるスタッフたちにも積極的に声をかけてコミュニーケーションをとっていた脇阪監督。この週末を通して“仲間のためにタイトルを獲る”ことを意識させながら戦っていきたいと語った。
「今回は平常心でやりたいし、今のこの環境と、この仲間たちに感謝して臨みたいと思っています。そして自分のためではなく仲間のために働き、仲間のためにタイトルを獲る……それがそれぞれに返ってくるということを、みんなが意識をして頑張ってくれればなと思います」
「あとは、ここまでしっかり準備をしてきたので、週末は淡々とプロの仕事をこなし、ミスなくできればタイトルが獲れるのかなと思っています。とにかく日曜日のレースが終わって……みんなで早く喜びたいですね」
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