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スポーツ 2019.10.31

スーパーフォーミュラ:鈴鹿でSF19デビューしたビップスは“急成長”が持ち味。2020年フル参戦に期待

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「メッチャ速い!」とは、全日本スーパーフォーミュラ選手権の最終戦、第7戦鈴鹿でSF19を運転したユーリ・ビップスの第一印象。レッドブル・ジュニア筆頭格だったダニエル・ティクタムが開幕3戦で契約を打ち切られ、代役のパトリシオ・オワードも第4~6戦までの参戦となり、1戦だけのスポット参戦となった19歳のエストニア人は、鈴鹿サーキットのレースで予選19番手、決勝18位に終わった。

 とはいえ、この戦績だけで彼の未来が閉ざされるわけではない。レッドブル・ジュニアの責任者を務めるヘルムート・マルコ博士は、今回スーパーフォーミュラに初挑戦するビップスに対して具体的な課題を与えたわけでもなく、10月16日に日本行きを指示しただけに過ぎない。

    スーパーフォーミュラ:TEAM MUGEN、最終戦はオワードに代わり19歳のユーリ・ビップスを起用

「結果はともかく学ぶことが多かった。素晴らしい週末だった」とビップス。では、ここで日本初登場となった彼のレースキャリアを簡単に振り返ってみたい。

 ビップスは10歳でカートレースの世界へ足を踏み入れ、2014年11月にスペイン・バレンシアで開催されたROTAX MAXチャレンジ・グランドファイナル(世界戦)で優勝を飾った。

 フォーミュラレースへの転向は2016年で、ドイツF4とイタリアF4へイタリアのプレマから参戦した。2017年はドイツF4を主軸に据えてチャンピオンを獲得、並行してイタリアF4を戦ったほか、FIAヨーロピアン-F3選手権(ユーロF3)の最終戦にはドイツのモトパークからスポット参戦した。

 2018年にはモトパークからユーロF3にフル参戦してシリーズ4位(4勝)、同シリーズ最終戦終了後にレッドブル・ジュニアの一員として抜擢された。2019年はFIA-F3にハイテックからフル参戦してシリーズ4位(3勝)。いずれの選手権でも、最強と称されるプレマ勢に対抗できるドライバーとして注目を浴びた。

 私事ながらビップスに初めて会ったのは2016年イタリアF4開幕戦(ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ)で、彼のマネジメントとドライバー・コーチを務めるマルコ・アスマーの紹介だった。

 アスマーは全日本F3選手権の参戦経験を持つ日本通で、顔を合わせるたびに、こぶしを耳に当てて「もしもーし」と言いながら話しかけてくる。ちなみに彼は2008年、BMWザウバーのテスト兼リザーブドライバーも務めた。

 それからビップスのレースぶりを現場で直接あるいはインターネットを通して注目していたのだが、とにかく“ソリッド”で速さも兼ね備えているという印象を受けた。新しいクルマに乗っていきなり速さを発揮して周囲を驚かせるというより、シーズン半ばから急激な成長の上昇曲線を見せて周囲を驚かせるタイプと言える。

 今回のスーパーフォーミュラ参戦は、クルマ、タイヤ、サーキット、チームと万事が初めてづくし。ヨコハマタイヤは2018年のマカオGPで経験済みとはいえあくまでF3。スーパーフォーミュラで使われるタイヤはサイズだけでなくコンパウンドも2種類と大きく異なる。

 事前テストもなく、たいした練習時間も確保できないまま、スーパーフォーミュラのベテランドライバーたちに挑むのだから結果は知れていた。むしろ、ここでビップスが成績上位に名前を残していたら、スーパーフォーミュラのレベルが問われてしまう。

 スーパーフォーミュラデビュー戦を終えたビップスに、2020年のシーズンフル参戦があるのか尋ねると、「その可能性は高い。ただ、僕はまだ何も聞かされていない」と返ってきた。

 もしビップスがフル参戦するならば、2018年にユーロF3をともに戦い、すでに関係性を構築できているモトパークのスタッフも常駐するB-Max Racing with motoparkで戦えば、より才能を発揮できるのではないだろうか。

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