KTMは2020年のファクトリーライダーとして、ブラッド・ビンダーを迎えることを発表。彼は既にサテライトチームであるテック3・KTMからMotoGPデビューが決定していたが、ヨハン・ザルコの離脱により、ファクトリーチームへの“昇格”が決まったのだ。
一方テック3側は来季のライダーがひとり足りなくなってしまったわけだが、彼らはビンダーの代わりとして、同じくMoto2クラスを戦っているイケル・レクオナを起用することとなった。
■KTM、ザルコ後任にブラッド・ビンダーを起用。テック3にはレクオナが昇格
レクオナは2016年にCEV(CEVレプソルインターナショナル選手権)のMoto2クラスでサーキットレースのデビューを果たした。世界選手権Moto2クラスに参戦を開始して3年だが、これまでに2回表彰台を獲得している。
テック3のチーム代表であるエルベ・ポンシャラルは、ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)と似たようなルーキーシーズンになると予想している訳ではないが、それでも“良いよう”になると考えている、と、MotoGP.comに対して語った。
「(ライダー選びについて)直ぐにKTMの上層部に『レクオナだ』と伝えたよ」とポンシャラルは言う。
「私は彼のライディングスタイルがとても好きだ。彼はとても若く、非常にアグレッシブだ。皆もタイGPで彼がビンダーとルチャドール(※メキシコ式プロレスのレスラー)のように戦っていたのを覚えているだろう」
「それが我々が求めているコトであり、好ましいモノなんだ。我々はジュニアチームではないが、それでもMotoGPクラスに若いライダーを発見し、連れてくるチームではある」
「イケルはそこに完全にハマったんだ。そして今2019年シーズンを振り返ったなら、主な話題はなんだい? ファビオ・クアルタラロだろう。これは大きなサプライズだ」
今季からMotoGPクラスに昇格したクアルタラロは、ルーキーながら表彰台6回、ポールポジション4回と、驚くべき速さを示している。しかし彼の昇格前は、才能への評価やMoto2で優勝1回という実績はあったものの、ここまで活躍することはあまり予想されていなかった。
「1年前、多くの人が(昇格は)早すぎると話していたが、正しい決定だっただろうか?」
「そして今、私やチーム、そしてヤマハは『昇格させてよかった、正しい決定だったぞ』と思っているよ」
「だから、イケルがファビオのやっているコトをするとは言わないにしても、私は良いフィーリングを持っているし、若いライダーを見ていく必要がある。“将来”を準備する必要があるんだ」
「ただ私はイケルの乗り方、在り方がとても好きだ。彼が我々が必要とした男なんだ」
そして当のレクオナは、Moto2のAjo Motorsportと契約を結んでいる状態でテック3とKTMからのオファーを受けたが、その決定には“5分”しかかからなかったと話した。
「僕の前にはMotoGPへ行く選択肢があり、必然的に僕は“イエス”と答えた」とレクオナは語った。
「決断に10時間も時間がかかることはなくて、イエスと答えるのに5分しかかからなかったよ」
「(オファーが来た時)僕はもうAjoと契約していて、とても満足していた、だからこのオファーは全てを混乱させたよ」
「4年前から(サーキットで)レースをしているけど、誰もこうしたジャンプアップはしていない。そこ(MotoGP)に行くためには“ラッキー”であることが必要なこと、多くのライダーが列をなしていることも分かっている」
「でも僕が懸命に取り組んできたことも、また確かだ。来年、もしMoto2を走っていたとしても、チャンピオンシップを争えたはずだ」
「それが、僕がMotoGP昇格にイエスと答えた理由のひとつだ。調子が良い時、優勝や表彰台を争っているなら、準備はできているんだ」
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