カル・クラッチロー(LCRホンダ)は昨シーズンのオーストラリアGPで大怪我を負ったことで、今季も再び去年のようなクラッシュを繰り返してしまうのではないかと、恐れを抱いていたことを認めた。しかし今年のオーストラリアGPで2位を獲得したことでそれを払拭できたと話した。
彼は2018年のオーストラリアGPで大クラッシュを喫して右足首に大怪我を負い、ライダーとしてのキャリア継続も危ぶまれるような状態となった。しかし彼は手術とリハビリを経て、2月のオフシーズンテストからライダーに復帰した。
■表彰台まで獲れるなんて、“夢のよう”……大怪我から復帰したクラッチローの胸中とは
そしてそのクラッシュから1年を経て迎えた、今季のオーストラリアGP。クラッチローは序盤からレースを引っ張った。リヤタイヤのトラブルによって順位を下げたものの、最終的に2位表彰台を獲得してみせたのだ。
「冬の間ずっとリハビリをしていて、“バイクにはもう乗れないんじゃないか”と考えてすらいて、負傷から復帰して……(今年は)そんな年だった」と、クラッチローは怪我を負ってからの1年を振り返った。
「そして今、表彰台に立っている。奇妙なことに僕が考えていたようなクラッシュは一度も無かったよ」
「復帰して、(怪我のことは)本当に気にしていないつもりだったけど、正直に言ってこの1年はその恐怖がつきまとっていた」
「(妻の)ルーシーに怖いし心配だと話していた。そのことについて考えると、また起こるんじゃないかってね」
「今日は、それが間違いだったことを証明したと思う。ここに居られて良かったよ。実は手術をしたドクターをここに招いていた。彼は僕のキャリアを救ってくれたんだからね」
「LCRホンダ・カストロールのチーム全体が、今日の表彰台に値するよ」
また今回、クラッチローと非常に仲の良いジャック・ミラー(プラマック)が3位で表彰台に登った。ミラーはクラッチローと始めて一緒に表彰台に登ったことについて、喜びを見せた。
「表彰台に一緒に乗るのは、これが初めてなんだ」とミラー。
「カルと一緒に表彰台に乗って、すごく興奮した。去年は車で病院まで彼を見舞いに行ったし、その時彼は薬も投与されていて、看護師たちに怒鳴っていたりもしたんだからね」
「だからそれよりも、ここにいる方がずっと良いよ」
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