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スポーツ 2019.10.29

WRC:トヨタ、1994年以来通算5回目のドライバーズタイトル獲得。トミ・マキネン、「歴史的な快挙」と喜び

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 10月27日(日)に行われた2019年WRC世界ラリー選手権第13戦スペイン(ラリー・エスパーニャ)の競技最終日。3台のワークスマシンを投じるTOYOTA GAZOO Racing WRTでは、オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)が総合2位表彰台を獲得、ボーナスポイントを獲得できるパワーステージのSS17も制し、自身初のドライバーズタイトルを獲得した。また、タナクとペアを組むマルティン・ヤルヴェオヤもコドライバーズチャンピオンに輝いている。

 WRC唯一のミックスサーフェス・イベントとして開催されているラリー・エスパーニャ。競技最終日はターマック(舗装路)を主体としたSS14~17が行われた。

    【順位結果】2019WRC第13戦スペイン 暫定総合

 前日、前を走るダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)と3.1秒差の総合3番手につけていたタナクは、SS14でステージ3位、SS15~16でステージ2位を獲得。全ステージでソルドのほうが速かったため、その差を5.8秒として最終ステージのSS17へと臨んだ。

 そして全長20.72kmのSS17を最後の走者としてアタックしたタナクは、ステージ2位に3.6秒差、ソルドには6.1秒差をつける圧巻の走りでステージ優勝。ボーナスフルポイントとなる5ポイントを持ち帰るとともに、総合2位の座を奪ってみせた。

 この結果、ラリー・エスパーニャを制してランキング2位に浮上したティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)とのポイント差が36ポイントとなったため、タナクにとって初のWRCドライバーズチャンピオン獲得が確定した。

 トヨタドライバーのチャンピオン獲得は1994年以来通算5回目、2017年からのシリーズ復帰以降は初のこと。

 また2013年から続いてきたセバスチャン・オジエのシリーズ6連覇、2004年のセバスチャン・ローブから続いてきたフランス人ドライバーによるシリーズ連覇を止める結果となったほか、エストニア出身ドライバーで初のWRCチャンピオン誕生となった。

 チームメイトのヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)は総合5位、クリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)は総合29位でフィニッシュした。トヨタにとって連覇がかかるマニュファクチャラーズチャンピオン争いでは、首位ヒュンダイとの差を18ポイントとして、最終戦での逆転タイトル防衛に望みをつないでいる。

 タナクの走りをサービスパークで見守っていたチーム代表のトミ・マキネンは「歴史的な快挙だ。我々のチームから新たなる世界チャンピオンが誕生したのだからね」と新チャンピオン誕生を祝福した。

「チームの全員がオットとマルティンと共に、シーズンを通してハードワークを続けてきたが、素晴らしい結果によってその努力が報われた」

「この週末、オットには大きなプレッシャーがかかっていた。それがどのようなものなのか、同じような経験をした私には分かるが、一般的にはなかなか理解されないものだ」

「タイトル獲得のためにパワーステージでオットが見せた走りは、本当に素晴らしいものだった。また、彼が2位に入ったことはマニュファクチャラーチャンピオンシップ争いにおいても助けになる。オーストラリアではまだ逆転の可能性が残っているから、全力で戦いに臨むよ」

■新チャンピオンのタナク「いくつもの試練を乗り越えてきたから、ついにタイトルを獲得できて本当にうれしい」
 新たなワールドチャンピオンに輝いたタナクは「今の気持ちを言葉にすることは簡単ではない。この週末に感じたプレッシャーは、これまでとは違うレベルだった」と述べている。

「世界チャンピオンになることは、自分の人生の目標だった。ミスをすることは許されず、しかしタイトルを決めるためには良い結果が必要だったから、とても大きなプレッシャーを感じたし、スタート直後はいつものように走れなかった」

「しかし、最終的にはリラックスすることができたし、普段どおりに運転できるようになったよ」

「今朝はクルマのフィーリングがよく、いいリズムで走ることができた。しかし、それでもダニ・ソルドの方がつねに少しだけ速かったから、パワーステージで必要なポイントを獲得するのは難しいように思えたね」

「それでも全力で攻めたことが、結果的に報われた。これまで、いくつもの試練を乗り越えてきたから、ついにタイトルを獲得できて本当にうれしく思う。素晴らしい仕事で我々を支えてくれたチームに感謝する」

 総合5位に入ったラトバラは「この週末の自分の走りには満足している。一貫性のある走りができたし、ミスもしなかった。また、パフォーマンスも全体的に見れば高いレベルにあったと思う」とコメント。

 競技2日目にクラッシュがあったミークは「(最終戦となる第14戦)オーストラリアには、マニュファクチャラーズタイトルを勝ち取るために挑み、自分のベストを尽くして走る」と意気込みを語っている。

 トミ・マキネン・レーシングOYから4台目のヤリスWRCで参戦した勝田貴元は、競技最終日も堅実な走りで全ステージを走破。競技2日目にメカニカルトラブルがあった影響で総合では39位と低迷したものの、自身のTwitterでは「次に繋がるラリーでした」と手応えを明かしている。

 トヨタのマニュファクチャラーズタイトル防衛がかかる2019年シーズン最終戦、第14戦オーストラリアは11月14~17日に同国東海岸のコフスハーバーを中心に開催される。同イベントは狭く曲がりくねった森林地帯と速度域の高い田舎道が混ざるグラベル(未舗装)イベントだ。

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(AUTOSPORT web )

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