2019全日本スーパーフォーミュラ選手権の最終戦鈴鹿では、2番グリッドからスタートした野尻智紀が優勝。2014年のSUGO戦以来、5年ぶりに表彰台の頂点に立った。
今季からTEAM MUGENに加入した野尻は予選を中心に速さを見せる場面が多々あったが、歯車が噛み合わないことが多く、それを勝利には繋げられていなかった。彼は久しぶりに味わう“勝利の味”を噛みしめているようだった。
■SF最終戦:決勝|野尻が5年ぶりの優勝。2位のキャシディが悲願の初王座!
「僕はデビューイヤーの2014年以来、スーパーフォーミュラで勝てていませんでしたが、今季は心機一転、TEAM MUGENに移籍してシーズンを戦いました」と野尻は語った。
「ただシーズンが始まってみると自分のミスもあったり、物事がうまく進まないことが多くありました。そんな中でもチームのみなさん、応援してくださるみなさんにサポートしていただいたおかげで、強い気持ちを戦ってこられました」
「優勝するのが少し遅かったかもしれませんが、最終戦でTEAM MUGENの力をたくさんの方々に見せられたので良かったです。優勝というのはこんなにも素晴らしいものだったんだと改めて実感するとともに、やはりレースをするからには優勝を目指していきたいと思いました」
予選では2番手を獲得し、日曜午前のフリー走行でも2番手タイムを記録していた野尻。ただ、マシンには決勝直前まで不安要素があったことを明かした。
「朝のフリー走行でのセットアップは、ミディアムタイヤにはフィットしていましたが、ソフトタイヤを履いた時は一発のタイムが出せてもタイムの落ち込みが大きかったです。このままではレースは厳しいかなという状況でしたが、そのデータをチームが正しく解析してくれて、レースの前には力強いパフォーマンスができるマシンに仕上げてくれました」
「これでいってダメなら仕方がないかな……と思えるくらいのマシンには仕上がっていたと思います」
野尻は今回のレースで採った作戦は、ソフトタイヤでレース終盤まで引っ張り、ミディアムタイヤに交換して残りの周回を走りきるというもの。この作戦には、レース途中でセーフティカーが出てしまうと、ピットインのために必要な後続とのマージンが一気になくなってしまうというリスクがある。しかし野尻は“今度こそこの作戦がハマる”という根拠のない自身があったことをうかがわせた。
「みなさんSC(セーフティカー)のリスクを嫌ってミディアムタイヤスタートにしていました。ただ、僕たちは今季ソフトタイヤスタートの作戦を採って予想を外しまくっていたので、『そろそろ当たるだろう』と思っていた部分もありました」
「また、このサーキット(鈴鹿)は数年前にミディアムタイヤでも良いペースで走れたという実績がありましたので、そういったことも含めて、最後にミディアムを履いても良いペースで走れるだろうという手応えがありました」
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