現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > WRC第13戦スペイン:ヌービルが総合首位浮上。トヨタのタナクが総合3番手でヒュンダイの牙城崩す

ここから本文です

WRC第13戦スペイン:ヌービルが総合首位浮上。トヨタのタナクが総合3番手でヒュンダイの牙城崩す

掲載
WRC第13戦スペイン:ヌービルが総合首位浮上。トヨタのタナクが総合3番手でヒュンダイの牙城崩す

 2019年のWRC世界ラリー選手権第13戦スペイン(ラリー・エスパーニャ)は10月26日、SS7~13が行われ、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)が総合首位に浮上、総合2番手にダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)、総合3番手にオット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)が続いた。

 シリーズ唯一のミックスサーフェス・イベントとして開催されているラリー・エスパーニャ。26日(土)の競技2日目は前日から一転、ターマック(舗装路)をメインとする7SSで争われた。

【順位結果】2019WRC第13戦スペイン SS13後暫定結果

 前日、総合首位だったセバスチャン・ローブ(ヒュンダイi20クーペWRC)と1.7秒差の総合2番手につけていたヌービルは、SS7でステージ1位タイムを刻んで総合首位に浮上。続くSS8も制して、ローブとの差を7.5秒まで広げる。

 SS9はステージ4位に終わったヌービルだが、ローブもステージ7位と苦戦したこともあり、そのリードを11.4秒まで拡大した。

 サービスを挟んで迎えた午後の走行でも、ヌービルは安定したペースを発揮。ローブを交わして総合2番手に浮上してきたソルドに対し、21.5秒差をつけて競技最終日へ臨むこととなった。

 このラリー・エスパーニャの結果次第で自身初のシリーズチャンピオン獲得を果たすタナクは、競技2日目に行われた7SS中4SSで最速タイムをマーク。前日よりポジションをふたつあげ、表彰台圏内の総合3番手まで浮上した。

 ヌービルは「今のところ、自分の仕事をしっかりこなすことができている。チームメイトも素晴らしい戦いぶりだけど、特に午後のステージでは(オット)タナクが最速だったね」とタナクの走りを警戒する。

「僕としては、このまま自分のミッションを完遂し、タナクが総合2番手へ浮上するか、それとも総合3番手のままでフィニッシュするか、その動向を見守りたい」

 仮にこのままヌービルが総合優勝を果たし、タナクが表彰台圏内でフィニッシュすると、チャンピオンシップでの得点差が30ポイント以上となり、タナクがチャンピオンを獲得できる計算だが、ボーナスポイントを獲得できるパワーステージ、SS17の結果次第では最終戦オーストラリアまでチャンピオン争いがもつれこむ可能性もある。

 タナクに続く総合4番手はローブ、総合5番手にはヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)が続いた。また競技初日に油圧トラブルがあり、大きくポジションを落としていたセバスチャン・オジエ(シトロエンC3 WRC)は総合8番手までポジションを上げている。

 トヨタワークスチームの残る1台、クリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)はSS7終了時点で総合3番手につけていたが、続くSS8走行中にクラッシュしてしまい、デイリタイアを余儀なくされた。

 プライベーターとして4台目のヤリスWRCを走らせている勝田貴元は、メカトラブルがありSS7でステージ最下位と失速。その後はSS13まで走りきったものの、総合44番手までポジションを落としている。

 競技最終日となる27日(日)はSS14~17までの4SSで争われる1日。ステージはいずれもターマック主体となる。

 ステージ上位5名にボーナスポイントが与えられ、結果次第ではタナクの王座獲得が決まるパワーステージの最終SS17は、現地12時18分、日本時間で20時18分にスタートを迎える。

こんな記事も読まれています

MAXWIN のバイク用スマートモニター「M2-02」約20%OFF の6万500円で一般販売を開始!
MAXWIN のバイク用スマートモニター「M2-02」約20%OFF の6万500円で一般販売を開始!
バイクブロス
【MotoGP】アプリリアで勝利達成ビニャーレス、スズキ&ヤマハ時代とは「異なる価値がある」
【MotoGP】アプリリアで勝利達成ビニャーレス、スズキ&ヤマハ時代とは「異なる価値がある」
motorsport.com 日本版
【リコール】ステランティス プジョー、シトロエン、DSブランドの7車種5900台超でDPFフィルター不具合 
【リコール】ステランティス プジョー、シトロエン、DSブランドの7車種5900台超でDPFフィルター不具合 
Auto Prove
EV普及のゲームチェンジャーとともに、クルマづくりのゲームチェンジャーも明らかに!日産全固体電池パイロット生産ライン見学会レポート
EV普及のゲームチェンジャーとともに、クルマづくりのゲームチェンジャーも明らかに!日産全固体電池パイロット生産ライン見学会レポート
Webモーターマガジン
【ヤマハ】「Yamaha R3 bLU cRU Asia-Pacific Championship」第6戦をオーストラリアにて11/8~10開催
【ヤマハ】「Yamaha R3 bLU cRU Asia-Pacific Championship」第6戦をオーストラリアにて11/8~10開催
バイクブロス
トヨタ車体が1人乗り「りょくまる」実車展示! 小さな丸目が斬新スギ!? 「謎の小型車」が実は凄かった
トヨタ車体が1人乗り「りょくまる」実車展示! 小さな丸目が斬新スギ!? 「謎の小型車」が実は凄かった
くるまのニュース
ヤマハ主催「The Dark side of Japan Night Meeting 2024」 “MTのMTによるMTのためのMeeting”開催
ヤマハ主催「The Dark side of Japan Night Meeting 2024」 “MTのMTによるMTのためのMeeting”開催
バイクのニュース
ギャルにも響く メッチャかわいい人生初の愛車[ワゴンRスマイル]を仮免で早くも納車された強者がいたああ
ギャルにも響く メッチャかわいい人生初の愛車[ワゴンRスマイル]を仮免で早くも納車された強者がいたああ
ベストカーWeb
ヤマハYZF-R7はバイク版のユーノス ロードスター(初代)だ!!「自分の腕だけで勝負したいアナタに」
ヤマハYZF-R7はバイク版のユーノス ロードスター(初代)だ!!「自分の腕だけで勝負したいアナタに」
モーサイ
アルファロメオ、新コンパクト『ミラノ』……改め『ジュニア』が世界初公開。HVに加え初BEVも
アルファロメオ、新コンパクト『ミラノ』……改め『ジュニア』が世界初公開。HVに加え初BEVも
AUTOSPORT web
70.5kWhの高電圧バッテリー搭載で一充電走行距離は591kmに延長! メルセデス・ベンツが新型EQAを発売
70.5kWhの高電圧バッテリー搭載で一充電走行距離は591kmに延長! メルセデス・ベンツが新型EQAを発売
THE EV TIMES
日産が新型「小さな高級車」世界初公開! 全長4.4m級にクラス超え「上質内装」×斬新グリル採用! “日本的”デザインに一新の「新型キャシュカイ」欧州で発表
日産が新型「小さな高級車」世界初公開! 全長4.4m級にクラス超え「上質内装」×斬新グリル採用! “日本的”デザインに一新の「新型キャシュカイ」欧州で発表
くるまのニュース
ランクル250の実車が見られる! 東京、大阪の2拠点に展示
ランクル250の実車が見られる! 東京、大阪の2拠点に展示
driver@web
低くてワイドな“走りのホンダ”新型でた! 新「H」ロゴ採用の次世代EVシリーズ 中国で発表
低くてワイドな“走りのホンダ”新型でた! 新「H」ロゴ採用の次世代EVシリーズ 中国で発表
乗りものニュース
トヨタ「クラウン“オープン”」実車公開! 世界に一つだけの”エレガント”モデル! “完全復活”遂げた「爆レア」仕様とは
トヨタ「クラウン“オープン”」実車公開! 世界に一つだけの”エレガント”モデル! “完全復活”遂げた「爆レア」仕様とは
くるまのニュース
「スタイリッシュなオラオラ顔」で超絶人気のノア! 大ヒットの裏側にある2つの「要素」にナットク!!
「スタイリッシュなオラオラ顔」で超絶人気のノア! 大ヒットの裏側にある2つの「要素」にナットク!!
ベストカーWeb
フェラーリ「275P」がたった182万円!? 12台のみ手作りされたヴェスパのエンジンを搭載したジュニアカーでした
フェラーリ「275P」がたった182万円!? 12台のみ手作りされたヴェスパのエンジンを搭載したジュニアカーでした
Auto Messe Web
スズキ スイフト【1分で読める国産車解説/2024年最新版】
スズキ スイフト【1分で読める国産車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村