鈴鹿サーキットで行われている2019スーパーフォーミュラ最終戦鈴鹿。ランキング2番手につけるニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)は“価値ある”6番グリッドを手にした。
2グループに分かれたQ1ではB組から出走したキャシディ。3番手でQ1を通過するとQ2ではホンダ/M-TECエンジン勢が好タイムを記録する中、トヨタ/TRDエンジン勢で孤軍奮闘の走りを見せ1分36秒802をマーク。0.058秒差で8番手に滑り込んだ。
■お互い“素晴らしい”と思える相手……山本vsキャシディの頂上決戦再び
さらにQ3では開幕戦のポールシッターである牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)を上回る1分36秒496をマーク。山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の隣である6番グリッドを獲得した。
パルクフェルメでマシンを降りたキャシディは、結果に反して満面の笑みでスタッフたちと握手していたのが印象的だったが、自分が鈴鹿を走ってきた中でベストラップを刻むことができたと語った。
「Q3では本当に良いラップを刻むことができた。もちろんQ2も悪くなかったけど、Q3でさらに限界を見つけることができた。正直、ポールポジションを撮ったような気分だ」
そう語ったキャシディ。開幕戦では予選12番手からスタートをし、展開にも恵まれて逆転優勝を飾った。しかし、今回の最終戦ではタイヤ交換義務の消化はトップが7周を完了した時点から最終ラップに入るまでと制限されており、その間に異なる種類のタイヤを使用しなければならないことになった。
こういったレギュレーション変更と、各チームとも2種類のタイヤの特性を理解し始めていることもあり、開幕戦のような展開はならないだろうとキャシディは予想した。
「開幕戦ではみんなソフトタイヤがどのくらい持つのか疑問視していたところがあった。そういった部分もあって僕たちの戦略がうまく機能したけど、シーズンを通してソフトタイヤでレースの大半を走れるということにみんな気づいたから、今ではあの時のような作戦を簡単に採れないような状況となった。あと今回はタイヤ交換に関するレギュレーションもある」
「もし開幕戦のような戦略を採っても、僕の前にクルマがいたらチャンスがなくなってしまう。その辺も含めて、どの戦略にするか考えていきたい。どういう決勝レースになるかはやってみないとわからない。とにかくどんなレース展開になるか楽しみだ」
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