10月26~27日に鈴鹿サーキットで開催される2019年の全日本スーパーフォーミュラ選手権最終戦、第7戦JAF鈴鹿グランプリは新型シャシー『SF19』導入初年度のシリーズチャンピオンが決まる1戦だ。ここでは、シリーズチャンピオン獲得権利を残している5名のチャンピオン獲得条件をおさらいしておこう。
先代から続く“クイック&ライト”のコンセプトを深化させた新型シャシー『SF19』デビューイヤーの2019年スーパーフォーミュラ。今季はここまで行われてきた6戦すべてで異なるウイナーが誕生する激戦となっている。
王者争いの山本とキャシディはウエットで7周走行【タイム結果】2019スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 金曜専有走行
そんな2019年シーズンの最終戦、JAF鈴鹿グランプリではポールポジションを獲得すると1ポイント、優勝すると10ポイント、さらにボーナスとして3ポイントを獲得できるため最大14ポイント差を巻き返すことが可能だ。
第6戦終了時点でランキング首位の山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)と14ポイント差につけているのは、ランキング5位の小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)までの5人だ。
29ポイントでランキング首位につける山本は、2019年シーズンをともに戦いチャンピオンを獲得したTEAM MUGENを離れ、この2019年からDOCOMO TEAM DANDELION RACINGに加入。心機一転のシーズンとなっている。
その山本は第1戦鈴鹿、第2戦オートポリスと2戦連続で2位表彰台を獲得。そして第3戦スポーツランドSUGOでチーム移籍後初優勝を飾った。第4~5戦はノーポイントと厳しい戦いが続いたが、第6戦岡山で7位入賞を果たし、ランキングトップで最終戦へ臨む。
山本とわずか1ポイント差のランキング2位につけるのは、こちらもチームを移籍したニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)だ。キャシディは第1戦鈴鹿で優勝すると、第5戦もてぎまでの全戦でポイントを獲得。第6戦岡山ではノーポイントに終わったが、シーズンをとおして安定した戦いを演じている。
ドライバーズランキングトップと4ポイント差のランキング3位はルーキーのアレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)。2019年がスーパーフォーミュラ初参戦だが第4戦富士ではポール・トゥ・ウィン、第5戦もてぎでもポールポジションを獲得するなど、シーズン中盤から勢いをつけている。
そのパロウとは4ポイント差、首位とは8ポイント差のランキング4位は山下健太(KONDO RACING)。開幕から3戦連続でポイントを獲得してきたほか、第6戦岡山ではスーパーフォーミュラ初優勝を遂げてチャンピオン争いに食い込んできた。
そして首位と10ポイント差のランキング5位が可夢偉だ。可夢偉は第3戦SUGO、第5戦もてぎで2位表彰台を獲得し、ここまで19ポイントを積み重ねてきた。
チャンピオン争いについて、ライバルの順位に関係なく自身が勝利すればチャンピオンとなる“自力タイトル”の可能性を残すのは山本、キャシディ、パロウの3人だけ。この3人は予選結果にかかわらず、レースで勝つことができれば王座獲得となる。
山下はポールポジション+2位以上が、可夢偉はポール・トゥ・ウィンもしくは優勝がチャンピオン獲得の絶対条件。その上でランキング上位3人の結果次第でチャンピオンを手にできるかが分かれる。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ふたりの偉業達成に、影薄まるドゥカティ勢。ドルナ買収による今後とレースの健全性/MotoGPの御意見番に聞くアメリカズGP
【角田裕毅を海外F1ライターが斬る:第4戦】レッドブル育成プログラムの停滞と首脳陣の見込み違い
【MotoGP】苦戦するヤマハへの残留決めたクアルタラロ、24歳という若さも一因に? 31歳で移籍のマルケスが指摘「彼にはまだ時間が残されている」
各メーカーの性能が拮抗し過ぎたから? 開幕戦で追い抜きの少なかったGT500にHRCも訝しげ「かつてのスーパーフォーミュラのよう」
『スカイラインGT-R(BCNR33型/1996年編)』地道な改良も苦戦。連覇記録、ついに途切れる【忘れがたき銘車たち】
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?