MotoGP第17戦オーストラリアGPのフリー走行1回目、2回目がフィリップ・アイランド・サーキットで行われ、マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が初日総合のトップタイムをマークした。フリー走行1回目ではファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)が転倒し、メディカルセンターに運ばれた。クアルタラロは骨折などはなかったものの、鎮痛剤投与のためにフリー走行2回目には不参加だった。
オーストラリアGPでは、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)が欠場。中上はオランダGPの決勝レースで負った右肩の負傷の手術とリハビリに専念するため、オーストラリアGP以降の3戦を欠場することが発表ずみ。その中上に代わり、LCRホンダ・イデミツからはヨハン・ザルコが参戦する。
【タイム結果】2019MotoGP第17戦オーストラリアGPフリー走行2回目
初日午前中は雨が落ち、ウエットコンディション。フリー走行1回目は気温14度、路面温度16度という低めの気温、路面温度のもとで行われた。
序盤にトップタイムをマークしたのはマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)だったが、セッション中盤にはマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が1番手となるタイムを刻む。
セッション終盤の残り3分ごろ、前戦日本GPで2019年シーズンのルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)が6コーナーで転倒。クアルタラロは左足を抑えてグラベルに倒れ込み、担架で運ばれた。そののち、クアルタラロはメディカルセンターに向かっている。
セッションはビニャーレスが1分38秒957で制し、終盤に2番手に浮上したジャック・ミラー(プラマック・レーシング)が続いた。マルケスは3番手。4番手にバレンティーノ・ロッシ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、5番手にダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ・チーム)がつけている。中上の代役で参戦するザルコは13番手だった。
フリー走行2回目を迎えるころには晴れ間がのぞき始め、路面状況も回復。気温18度、路面温度36度のドライコンディションでセッションが始まった。
フリー走行1回目で転倒し、メディカルセンターに運ばれたクアルタラロは、骨折はなかったものの鎮痛剤服用のため、このセッションには参加しないことがチームの公式SNSにより伝えられている。なお、MotoGP.comで公開されているチームディレクターのヨハン・スティグフェルトのコメント動画によれば、クアルタラロは明日のフリー走行3回目については走行を予定しているということだ。
セッション序盤は、ウエットコンディションで行われたフリー走行1回目を制したビニャーレスがトップに浮上。中盤にはマルケスがそのポジションを奪うも、ビニャーレスが再びトップタイムをマークする。ビニャーレスは終盤にも自身のトップタイムを更新して1分28秒824を記録。このタイムで初日総合をトップで終えた。この日、1分28秒台のタイムをマークしたのはビニャーレスのみである。
2番手は終盤のアタックでポジションを上げたアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)。3番手はカル・クラッチロー(LCRホンダ・カストロール)、4番手にはペトルッチ、5番手にミラーがつけ、トップ5にドゥカティ勢3人が入った。
マルケスは6番手。セッション終盤にはチームメイトのホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ・チーム)と接触し、感情をあらわにするシーンもあった。また、同じく終盤に、ポル・エスパルガロ(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)がマシンが大破する転倒を喫している。
フリー走行2回目後には、20分間のタイヤテストセッションが設けられた。これは、MotoGPクラスのオフィシャルタイヤサプライヤーであるミシュランが2020年の導入を目指すリヤタイヤについて、検証を行うもの。結果は予選Q1、Q2の振り分けに反映されない。
このセッションではマルケスがトップ、アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニのアンドレア・イアンノーネが2番手に食い込み、ビニャーレスが3番手で終えている。
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