MotoGPクラスに参戦するレッドブルKTMファクトリー・レーシングは10月24日、サテライトチームのレッドブルKTMテック3から同クラスに参戦する予定であったブラッド・ビンダーを2020年のライダーとして起用することを発表した。また、シートが空くレッドブルKTMテック3にイケル・レクオーナが加入することも決定した。
ビンダーは、2011年にロードレース世界選手権デビューを飾った南アフリカ人ライダーで、2016年にはMoto3クラスでチャンピオンを獲得。翌年からMoto2クラスに昇格し、今季はレッドブル・KTM・アジョから参戦し第16戦日本GP終了時点で2勝を挙げランキングは5位につけている。
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来季からレッドブルKTMテック3から最高峰クラスに昇格することが決まっていたが、ヨハン・ザルコのKTM離脱により、1年目からファクトリーチームから参戦することになった。チームのエースはポル・エスパルガロとなる。
そして、ビンダーが抜けたサテライトであるレッドブルKTMテック3のシートにはイケル・レクオーナが収まる。レクオーナはレッドブル・KTM・アジョから来季Moto2クラスに参戦することが決まっていたが、急きょMotoGPクラスへステップアップが実現。チームメイトは継続参戦が決まっているミゲール・オリベイラだ。
2020年にMotoGPに参戦するKTMの2チームは、レッドブルKTMファクトリー・レーシングがポル・エスパルガロとブラッド・ビンダー、レッドブルKTMテック3はミゲール・オリベイラとイケル・レクオーナという布陣に変更となった。
KTMのモータースポーツディレクターを務めるピット・バイラーは、「シーズン中盤の発表後に2020年における計画の変更が必要になった。議論を重ね、この方向に進み、別カテゴリでいい経験がある若くてハングリー精神を持つライダーを起用することを決断した」と来季の体制変更を説明。
「ブラッドはKTMの体制を通して自分の道を切りひらき、レッドブルKTMチームに入った。同じスタイルを保って、長い間決して諦めない姿勢を見せてきたことは間違いない」
「イケルはレッドブルKTMテック3に加入し、エルベと彼のチームが今年ミゲールとうまく取り組んだように、別のルーキーを助け、開発できると確信している」
「我々はMotoGPプロジェクトで良いエキサイティングなステップを踏み出し、来シーズンに向けて修正し新しいチャプターを築き始めることができる」
レッドブルKTMファクトリー・レーシングのチームマネージャーであるマイク・レイトナーは、「2020年のコンビにとても満足している。我々はこれについて長い間議論したが、最終的にKTMは良い決断を下したと思う」と来季の体制変更について肯定的なコメントを残している。
「ポルは、我々にいいリザルトをもたらしてくれた非常に強いライダーだ。そして、他のカテゴリでブラッドは我々のバイクで才能ある走りを見せてきた。彼はランクを通過した若いライダーのひとりだ」
「彼にとって大きなチャンスになるだろうが、MotoGPで素晴らしい将来があると期待している」
レッドブルKTMテック3のチームマネージャーを務めるエルベ・ポンシャラルは「これは我々が望んだ2020年の最も強いKTMラインナップだと考える。才能、情熱、意思、そしてプロジェクトに固執する4人のライダーが欲しい」と以下のように続ける。
「個人的にはイケルのような若くて才能あるルーキーと仕事ができることは嬉しい。これが将来への道であり、同じアプローチが他のチームでもある程度の成功を収めたことがわかった」
「2020年に向けて作業を始めよう。技術面のサポートがあり、適切な人材がいる。2年目を迎えるミゲールが来年大きなステップを果たし、イケルが才能を見せてくれると信じている」
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