全日本スーパーフォーミュラ選手権のプロモーターである日本レースプロモーション(JRP)は、最終戦鈴鹿大会の開催概要を発表。予選Q1では組分けを実施する他、決勝でのタイヤ交換義務の消化も7周目完了時点からというウインドウ設定がなされた。
まず、予選Q1に関しては、通常だと20台が出走することで発生するコース上の混雑を緩和するために、鈴鹿大会でも予選Q1を10台ずつ2グループに分けて実施することになり、各組の上位6台がQ2に進出できるルールに変更された。
■SF第6戦岡山大会での予選Q1組分け、決勝タイヤ交換義務のルール
基本的な運用方法は第6戦岡山と変わりはないが、今回は組分け抽選を行わずに、ドライバーズランキング順に沿ってA組・B組に振り分けるという。
これまでQ1組分けは第3戦SUGOと第6戦岡山で導入されてきたが、その際には2台体制のチームはそれぞれ別々の組で出走するような形で抽選が行われてきた。これは各チームのスポンサーのテレビ露出等を考慮したのと、ピットガレージ内での作業に関して各チームの公平性を保つのが狙いだった。だが、今回のランキング順での組分けにより、同じチームの2台がどちらかの組に固まって出走することも十分にあり得ることとなる。
また決勝レースがドライコンディションになった場合、ソフトタイヤとミディアムタイヤの2種類を使用しなければならないが、その“タイヤ交換義務”について、スーパーフォーミュラ最終戦特別規則書 第26条 1)には、このように記載された。
『決勝レース中に先頭車両が7周回目を完了した時点から先頭車両が最終周回に入る前までに異なる種別のタイヤを使用しなければならない。上記のタイヤ交換義務を完了せずにレースが終了するまで走行した車両は失格とする』
これについても、前回の岡山から若干の変更が加えられている。まず7周目という周回数の設定についてはコース全長等を鑑みた判断の模様。また、岡山の場合は先頭車両がピット入口付近にある第1セーフティカーを通過した瞬間からタイヤ交換義務の消化が可能だったが、今回に関しては先頭車両が7周目を完了するコントロールラインを通過した瞬間がウインドウオープンとなる。
さらに前回とは異なり7周終了時点から最終ラップに入るまでに“異なるタイヤを使用しなければならない”という項目も追加された。つまり、岡山大会で小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)が行ったように1周目でミディアムからソフトに交換し、指定されたピットウインドウ内で別のソフトに交換するということができなくなった。これにより各チームがどういった戦略を採ってくるのか、注目である。
そして、今年も最終戦では優勝ドライバーに対してボーナスポイントが3点与えられる。つまり、ひとりのドライバーが最大で稼げるポイントはポールポジションボーナスを含めて14ポイントとなる。なお、この優勝ボーナスポイントはポールポジションボーナス同様にチームポイントには反映されない。
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