マクラーレンのカルロス・サインツJr.は、F1日本GPで今季最高リザルトタイとなる5位入賞を果たした。
7番手スタートのサインツJr.は、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)の接触にも助けられ、序盤に4番手へ浮上した。その後はアレクサンダー・アルボン(レッドブル)に逆転され5番手に下がったが、後方から追い上げてきたルクレールからの追撃は振り切り、見事10ポイントをチームに持ち帰った。
■フェルスタッペンとの接触は完全に僕の責任……ルクレール、日本GP1周目を後悔
ルクレールは終盤、ソフトタイヤで1分33秒台のペースを刻みながらサインツJr.を追った。しかしながらサインツJr.も、ミディアムタイヤでそれと遜色ないタイムを記録して応戦。結果的にルクレールは彼の5秒差以内に入ることができず、残り7周でピットインした。
サインツJr.の速さはルクレールとフェラーリを諦めさせたとも言えるが、それについて尋ねられたサインツJr.は次のように語った。
「確かに良い気分だった。フェラーリ(ルクレール)のレースペースは僕たちよりも数秒速いから、彼が僕の10秒後方に迫って来た時、それ(順位を守ること)はできないだろうと思った」
「でも僕はスティントの序盤でタイヤを節約していたから、プッシュするよう指示が飛んだ時に0.5秒ペースを上げることができた」
「一方で彼は最初の3、4周は僕たちより速かったけど、突然デグラデーション(タイヤの性能劣化)が起きたみたいで、ペースが落ちた。でも僕はペースを維持することができていたから、彼は諦めたんだ。良かったよ!」
なお、今季3回目の5位入賞となったサインツJr.はこれでドライバーズランキング6位に浮上。サマーブレイク前までレッドブルで走っていたピエール・ガスリー(トロロッソ)を上回った。
サインツJr.はマクラーレンのレースペースが非常に良かったことを認め、この結果が誇らしいものだと語った。
「最初のセクターでマシンがここまでうまく機能したのは初めてだ」とサインツJr.は話した。
「チームがペースを上げるよう指示してきた時は、常に(1分)33秒5を出すことができた。これにルクレールはついていくことができていなかったし、僕たちはアルボンのペースに合わせることができていた」
「こういった事は今年初めてだ。とても嬉しく思うし、誇りに思う」
またサインツJr.は、スタート直後の混乱の中でルイス・ハミルトン(メルセデス)と競り合い、S字コーナーの手前で軽く接触していた。彼はこの時の状況についてもコメントした。
「彼(ハミルトン)は僕の死角にいたから、どこにいるのかあまり分からなかった。ただ、彼が僕のインサイドにいる事だけは分かっていた」
「彼の正確な位置が分からないから、僕は少しリフト(アクセルオフ)して、スペースを残さなければいけなかったんだ」
「彼らのS字への飛び込みは本当に速かった……予選でそれを見るのはすごく印象的だったよ!」
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