F1第17戦日本GPで、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは好スタートを決めてルイス・ハミルトン(メルセデス)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)をターン1で抜きにかかった。
フェルスタッペンはターン2をアウト側から回ってポジションをキープしようとしたが、ルクレールがワイドに走ったことで両者は接触してしまった。
■ベッテルの“疑惑のスタート”はなぜお咎めなしだったのか? FIAが理由を説明
この接触によってフェルスタッペンはコースオフを喫して18番手にまで後退。そして15周目になるとリタイアを選択した。
「接触によって甚大なダメージがフロアに発生した」と、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは語った。
「彼は20~25%のダウンフォースを失っていたんだ」
「走り続けても、(パワーユニットの)コンポーネントのマイレージを使うだけで意味が無かった。だから我々はマイレージを節約するためにリタイアした」
一方、ルクレールはこの接触でフロントウイングにダメージを負ったが、それを交換して走行を継続。フェルスタッペンがリタイアした際、既に彼より前方を走っており、最終的に6位でフィニッシュした。ただレース後に15秒のタイム加算ペナルティが科され、7位にポジションを落とした。
ペナルティの内訳となる2件は、共にフェルスタッペンとの間に起きたインシデントに端を発している。
まず第一にフェルスタッペンとの接触で5秒、フロントウイングにダメージを負ったまま、フェラーリがピットインさせなかったことで10秒の計15秒だ。
当初、この接触については審議されないことになっていたが、一転してFIAは考えを改め、レース後の審議とし、上記のペナルティが下されたのだ。
「彼らがそれ(接触の件)をまともに調べているのは、正しい事だと思う」
「あのインシデントでは、(ルクレールの)左側に十分なスペースが有った。そしてマックスは明らかに前にいたんだ」
FIAは1周目の接触についてより寛容な見方、分別のあるアプローチを採っている。一般的なレーシングインシデントに対するペナルティの数を減らそうという試みているのだ。
「彼らはレースをさせようとしているが、時々、少しやりすぎてしまうんだ」とホーナー。
「あのインシデントは残念だった。両名がレースから本質的には追い出されてしまったんだから。彼らが先頭で争うところを見られれば良かったんだがね」
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