ルノーのダニエル・リカルドは、F1シンガポールGPの予選Q1でMGU-Kのパワーフロー(電力潮流)が制限値を超えていたとして、予選結果から除外となってしまった。FIAのジョー・バウアーは、リカルド車のMGU-Kが、規定された120kWを超えるエネルギーを使ったと報告したのだ。
一方のルノーは、パワーフローの超過によって得られたタイムのアドバンテージが1マイクロ秒、すなわち0.000001秒であることを明らかにした。さらに、このパワーフロー超過は、リカルドのQ2突破を決定付けたベストラップでは発生しておらず、彼のQ2進出に何の影響も与えなかったことを指摘した。
■リカルド、MGU-Kの違反により予選結果から除外。グリッド最後方に
しかしながら、チームを代表してアラン・パーマネとレミ・タフィンがスチュワードによるヒアリングを受けた結果、スチュワードはリカルドを予選結果から除外することを発表した。スチュワードは過去の同様のケースでの裁定を引き合いに出し、アドバンテージの有無は裁定に無関係だとした。
これにより、リカルドはグリッド最後方からスタートすることとなった。
ルノーのシリル・アビテブール代表は次のように語った。
「それは(ベストタイムとして)カウントされたラップではなかった。我々にアドバンテージはなかったんだ。私は彼ら(スチュワード)が彼ら自身の裁定に満足しているとは思わない」
「縁石に当たった時に少しオーバーレブしたことに対して、異議はない。シンガポールでこういうことが起こったのは初めてのことだ」
アビテブール曰く、チームはこれらの問題がレースで再発しないための措置をとったと言うが、問題を修正するための方法を今後も長期的に考えていく必要があると語った。
「我々は(原因が)よく分かっておらず、調査のためのシステムを使って、今後は原因を調べていく。我々はこういった偶発的な事象が起こらないように対策しなければならない」
「我々がこれまで何年もレースをしてきた中で、なぜあの縁石で、あのラップで問題が起こったのかを理解する必要がある。それが我々の理解すべきことなんだ」
FIAは、リカルドが決勝で新たなMGU-Kとコントロールエレクトロニクス(CE)を投入することを明らかにした。これはレギュレーションで認められている年間使用基数をオーバーしているが、リカルドは既にグリッド最後方からのスタートが確定しているため、グリッドに影響はない。
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