レッドブルにパワーユニット(PU)を供給しているホンダは、F1第14戦イタリアGP予選Q1でマックス・フェルスタッペンに発生した問題が再発する可能性があることを認めた。
イタリアGPでホンダの”スペック4”PUを投入したフェルスタッペンだったが、予選Q1のアタックで突如パワーを失い、アタックをすることができなかった。
■ホンダ、予選Q1でフェルスタッペンに起きた”パワーロス”を説明
ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターはこのトラブルの原因について「縁石の上に乗り上げた際、タイヤが激しく空転し、エンジン回転が上がりプロテクションモードに入ったため、FIAのトルク監視システムが介入しました。その結果、走行中にパワーを落とすことになりました」と説明している。
FIAのトルク監視システムは、ドライバーを支援するようなデバイスの使用を監視するものだ。F1では、2008年からトラクションコントロールの使用が禁止されている。
フェルスタッペンの失速は、レッドブルやホンダがトラクションコントロールのようなシステムを使用していることを示唆するものではない。しかし過度のホイールスピンが起きた際、エンジンを保護するためにホンダのシステムがトルクを制御したことでFIAの監視システムが働き、パワーを制限したのだ。
F1の技術規則では、過度なホイールスピンを抑制したり、ドライバーの操作による過剰なトルク要求を補うようなシステム、およびデバイスをマシンに搭載することはできない。
田辺TDは、イタリアGPの予選でFIAのシステムが”初めて”作動したとmotorsport.comに語った。今後、同様の状況を回避できるかと訊くと「FIAのフィルターが作動したので、簡単ではありません。それについて検討しています」と答えた。
「再発する可能性はあります。難しいですが、何が起こったのかを正確に分析し、その状況になることを防ぐ方法があるかどうかを検討します」
イタリアGPまでに、ホンダはレッドブルとトロロッソの全4台に”スペック4”のPUを導入している。パワーカット問題はPUのアップグレードとは関係がなく、決勝でダニール・クビアトがオイル漏れでストップするまで、すべてのPUが問題なく動作していたという。
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