フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、昨年のベルギーGP以来勝利から遠ざかっている。そんな中、チームメイトのシャルル・ルクレールは加入1年目にしてベルギー、イタリアと連勝。ベッテルの立場は一層厳しいものとなっている。
ベッテルはイタリアGPのレース序盤、スピンを喫してコースに復帰する際、ランス・ストロール(レーシングポイント)と接触。これが危険走行とみなされ、ベッテルにペナルティポイント3点が加算された。これによりベッテルは、日本GP終了までにペナルティポイントがさらに3点追加されると1戦出場停止となる。
■メルセデス代表、不振のベッテルにエール「彼は再び立ち上がることができる」
昨年の中盤戦以降、ベッテルは単独スピンや接触など、ミスによってレースを失う場面が散見されている。これについて、元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤは次のように分析した。
「今年のマシンやタイヤが彼の好みではないんだと思う。一方でルクレールはうまく適応できている」
「彼にとって快適(なマシン)ではなかったので、他のドライバーより速く走らせることに苦しまなければいけなかった。その結果、ミスを犯した。満足できていないマシンでプッシュすると、ミスが起きるんだ」
「精神的な問題だとは思わない。より技術的なものだと思う」
キャリア2年目のルクレールがSF90に適応してみせた一方で、ベッテルは今季のマシンに適切なバランスがないとしばしば不満を漏らしている。モントーヤもマシン特性に苦しんだ経験があるとして、自身のマクラーレン時代を引き合いに出した。その際は、モントーヤのドライビングスタイルに合わせてフロントサスペンションに変更が加えられたという。
「ブレーキの仕方を変えなければならず、これまでとは全く異なることをやり始めなければいけなかった」と当時を語るモントーヤは、ベッテルが適応しようとするよりも、マシンの何かを根本的に変える方が効果的なのではないかと考えている。
「ドライブの方法を変えるのは、非常に複雑なことなんだ」とモントーヤは語った。
「もしそれで仮に速く走れるようになったとしても、以前ほどの速さは発揮できないだろう」
「彼にもある程度適応をする必要があるだろうが、違ったやり方で速く走るというのは本当に難しいんだ。自分のドライビングスタイルをマシンに合わせるよりも、自分のスタイルにマシンを合わせる方が良いんだ」
ベッテルはフェラーリと2020年まで契約を結んでいるが、今季の苦戦ぶりによってそれが早期に終了するのではないかとの憶測が流れている。しかしながらモントーヤは、ベッテルがここから立ち直ることができると信じている。
「彼ら落ち着きを取り戻して、チームと共にこれまで以上に懸命に働く必要があるだろう」
「何か違ったことに取り組むには、懸命に働くしかないんだ。彼は今のやり方に慣れなければいけないが、現時点でそれはうまくいっていない」
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