MotoGP第12戦イギリスGPは、序盤から波乱の展開となった。ターン1でファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハ)がハイサイドを起こして転倒すると、それを避けられなかったアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)がクアルタラロのマシンに乗り上げてクラッシュ。マシンは炎上し、地面に叩きつけられたドヴィツィオーゾはそのショックにより一時的な記憶喪失に見舞われる事態となった。
クアルタラロはこのクラッシュがアレックス・リンス(スズキ)によって引き起こされたと説明している。リンスがターン1でクアルタラロを追い越した際に転倒しそうになっていたことで、彼に当たることを避けるために、クアルタラロはスロットルを乱暴に戻す必要があったと話した。
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クアルタラロはこうしたリンスのミスがなければ自身はクラッシュしなかったと主張している。
「僕は良いスタートを切れていたけど、残念なことに最初のコーナーでリンスが僕をオーバーテイクしていった」
「でもそこで、彼は殆どリヤ(タイヤのグリップ)を失っていた。僕は彼に当たらないように、スロットルを乱暴に戻したんだ。そして僕は大きくスライドしてしまって、最後にはハイサイドを喫してしまった」
「身体は大丈夫だ。とても幸運なことに、どこも負傷していない。これは良かった点だね。ドヴィは大きなクラッシュだったから大変だと思う」
「僕は彼がマシンと接触していたところを見ていないんだ。僕は起き上がってから彼もクラッシュしたことに気がついた」
「もしリンスがああいった失敗をしていなかったなら、僕らはスライドしていただろうけど、その瞬間にマシンを持ち直し初めていたはずだ。でも、単に僕らが“運”を持ち合わせていなかっただけの問題だね」
悔しい週末になってしまったクアルタラロだが、彼はリンスたちと争えるだけの“本当にいいリズム”があったと言う。
「朝のセッションで、16周を走ったタイヤで1分59秒台に乗せることができた。本当に良い感じだったんだ。ペースは本当に良かった……でも今となってはレースで勝てたかどうかを知るすべはないけどね」
「データの上でなら、マルケスとリンスと(優勝を)争えるだけの良いペースがあったんだ」
また最終的にイギリスGPで優勝を果たしたリンスだが、ターン1ではほぼクラッシュ寸前だったと認めている。
「最初のコーナーで、僕はほぼクラッシュ寸前だった。それが冷えたタイヤのせいなのかどうなのかは分からないけど、とにかくそこから持ち直すことができたんだ」とリンスは語った。
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