開催2年目を迎えたBHオークションSMBC鈴鹿10時間耐久レース2019。10時間に渡る決勝レースが行われ、予選2番手スタートの#25 Audi Sport Team WRTが総合優勝を飾り、日本勢では松田次生、千代勝正が乗る#35 KCMGが6位入賞を果たした。
レース中は気温35度に迫るほどの灼熱のコンディションとなったが、その中で開始2時間でトップに立った25号車はレース終盤になってもポジションをキープする安定した走りを披露。2番手以下に30秒以上のリードを築き、残り2時間を迎えた。
■鈴鹿10H 決勝7時間30分経過|松田、千代が乗る35号車KCMGが表彰台のチャンス! トップは25号車アウディ
後半は5番手を走行し、表彰台圏内の可能性もみえていた#35 KCMGは3番手争いをしていた#999Mercedes-AMG Team GruppeM Racing、#912 Absolute Racingとは異なるタイミングでピットストップを敢行し逆転を狙ったものの、逆にポジションを落とし、一時は8番手まで後退した。苦しい展開になるかと思われたが、このスティントを担当したジョシュア・バートンがポジションを挽回。7番手で最終スティントの松田に引き継いだ。
また、開始6時間手前でクラッシュを喫し、ピットで作業を続けていた#27 HubAuto Corsaは2時間30分以上の修復時間を経てコースに復帰。ピットアウトの瞬間はグランドスタンドも大盛り上がりとなった。
残り1時間を迎えるところで各車が最後のピットストップを済ませていく中、2番手を走行していた#125 Audi Sport Team Absolute Racingにトラブルが発生。なかなかピットアウトできず、順位を大幅に落としてしまった。
19時00分を過ぎると完全に辺りは暗くなり、ナイトセッションに突入。そこで見せ場を作ったのが#35KCMGの松田だった。
前を走る#107 Bentley Team M-SPORTに接近すると、266周目のシケインでインに飛び込みオーバーテイク。その後メインストレートで一瞬前に出られるが、直後の1コーナーで逆転に成功し、6番手に浮上。サイリウムを持ちグランドスタンドに詰めかけたファンたちはKCMGのトレードカラーでもある青色をつけて応援する姿が見られた。
6番手のポジションは安泰かと思われたが、最終ピットストップで思わぬ後退を強いられた125号車が猛烈な追い上げをみせ、残り10分を切ったところで背後に迫った。特にファイナルラップでは130Rまで接近戦の攻防が続いたが、松田は最後まで集中力を切らさずポジションをキープした。
結局、レース序盤にトップに浮上して以降は全く危なげのないレース運びをみせた25号車アウディが275周で総合優勝を飾った。2位には昨年覇者の999号車メルセデス、3位には912号車ポルシェが入りドイツの3メーカーの車両が表彰台を分け合う結果となった。
最終ラップまで続いた攻防戦を守り抜いた35号車の松田は6位でチェッカーを受け、千代勝正ともに日本人勢最上位を獲得。予選での好結果から、表彰台も期待されていた#00 Mercedes-AMG Team GOODSMILEは10位に終わった。
またミカ・ハッキネンが乗り込んだ#11 Planex SmaCam Racingは22位でフィニッシュ。脇阪寿一・薫一が乗った#60 LM corsaは24位完走を果たした。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?