MotoGPに参戦中のドゥカティはここ数年で大きくマシンを改善してきており、今シーズンもアンドレア・ドヴィツィオーゾがポイントランキング2位につけている。
しかし、ドゥカティのマシン「デスモセディチGP」はコーナリング中盤の旋回で苦戦することで悪名高く、ドヴィツィオーゾがタイトル獲得へ挑む際の難題となって浮かび上がってきている。
■「マシンの開発が不十分」ドヴィツィオーゾ、マルケス&ホンダの組み合わせに危機感
ドヴィツィオーゾはサマーブレイク後にポイントリーダーのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)と戦いに集中するよりも、“コーナリングの問題”を解決することに完全に注力する必要があると語った。
ドゥカティのテクニカルディレクターであるダビデ・バラナは、こうしたドゥカティのバイクのDNAは変更できるのかと尋ねられると、コーナリングの問題にのみ集中すると、バイクの強みがどっちつかずの物になると懸念を示した。
「コーナリングでのパフォーマンス……それが我々がより多くの成果を得られる部分だということは理解している」と、バラナは言う。
「だが、自分たちの強みを改善し続けることを忘れないことも重要だ。ひとつの部分(の改善)にのみ集中した場合、他の部分で手にしているアドバンテージを失うリスクを負ってしまうからだ」
「より良いコーナリングのパフォーマンスを得ることは、かなり長いプロセスとなる。残念ながら、今はトライ&エラーのプロセスにいるんだ。それにはとても長い時間がかかる。本当に効果的なのかを証明するテストをする必要があって、その後で次の段階に進むため、時間がかかるんだ」
「そうした検証にはかなり時間がかかる……それが特定のレベルに達するのに時間がかかっている理由だよ」
また、ドゥカティのマシンはパワフルなエンジンを持つことで有名であり、何シーズンにも渡ってトップスピードでライバルの追随を許してこなかった。だが今シーズン、ホンダはその領域で改善を示しており、ドゥカティに対してかなり接近してきている。
バラナはドゥカティのエンジニアリングの歴史的に、強力なエンジンを開発することは“より簡単”だったと認めた。しかし、シャシー設計以上にこの領域に重点を置きすぎているとは感じていないと語った。
「確かに、MotoGP参戦初期の我々はシャシー設計の面でライバルとかなり異なった解決策を採っていた」
「そうした期間においては、その大きな違いによってライバル陣と比較をすることが困難だった」
「2013年以降、我々はシャシーコンセプトの面でかなり(ライバル陣と)似通ってきている。そしてそれ以来、我々はエンジンと共にシャシー開発を続けている」
「恐らくエンジンについては、我々には多くの経験がある。ドゥカティにはエンジン開発における長い歴史があるんだ。十中八九、エンジン部分はシャシー開発よりも容易だったはずだし、それが恐らく真実なんだ」
「ただそうは言っても、我々がシャシー開発に費やしてきた努力は、常に可能な限り最大限のものだよ」
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