2019年から提携をスタートしたレッドブルとホンダF1。第9戦オーストリアGPと第11戦ドイツGPでマックス・フェルスタッペンが優勝し、夏休みに突入した。
しかしホンダは今季、すでに2度パワーユニット(PU)のアップグレードを行っている。トロロッソの2台はすでにPU交換によるグリッド降格ペナルティを受け、レッドブルの2台もペナルティが目前に迫っているのだ。フェルスタッペンの優勝を後押しした”スペック3”のPUも、第8戦フランスGPで投入されて以来、5レースを戦っている。
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ホンダは積極的に開発を進めており、次にPU交換をするタイミングに合わせ、3度目のアップグレードを準備していると見られる。問題は、いつそれを実戦投入するかだ。
夏休み明けには、パワーが重要とされるスパ・フランコルシャン(ベルギーGP)とモンツァ(イタリアGP)でのレースが控えている。その後は、レッドブルが競争力を発揮するであろう市街地レース、シンガポールGPが待っている。
ベルギーかイタリアで新しいPUを投入するのもひとつの選択肢だ。レースでの挽回が比較的可能なベルギー、イタリアでペナルティを消化し、シンガポールGPに向けて万全の準備を整えることができる。
しかしながら、ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、夏休み前の時点でまだ決定は下されていないと述べた。
「私たちは、新しいエンジンまたはアップデートされた仕様をいつ導入するか、常にチームと話し合っています」と、田辺TDはmotorsport.comに語った。
「現時点でまだ決定はされていません。それは状況とタイミング、そしてチームとの話し合いの結果次第です。非常に複雑です」
シンガポールは、レッドブルが今季3勝目を目指す上で重要なグランプリだ。一方、日本GPが夏休み明け5戦目に待っている。ホンダにとっては2015年のF1復帰以来、間違いなく最も高い競争力で迎えられるホームレースだ。
ホンダは、6レースをパフォーマンス低下なしに戦えるだけの信頼性が、PUに備わっていると考えている。しかし、日本GPの1レース前、ロシアGPでPUを交換する可能性もある。
ロシアGPを犠牲にすることで、フレッシュなPUで日本GPに臨むことができ、その後はペナルティを受けずにシーズンを戦いきることができるだろう。
田辺TDは次のように付け加えた。
「長期的な計画と、短期的な計画の2種類のプランがあります」
「レース後にPUのコンディションや状況を確認し、2~3レースほどの期間の短期的な計画を決めます。長期的なプランは、シーズン終了までを見据えたものです」
「非常に複雑なんです」
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