ホンダは昨年、マクラーレンに代わりトロロッソへのパワーユニット(PU)供給を開始した。これにはシニアチームであるレッドブルがホンダのポテンシャルを見極めるという狙いがあった。
その後、ホンダは今季からレッドブルへのPU供給もスタート。ここまで12レースを終えて2勝を挙げている。また、第11戦ドイツGPではトロロッソのダニール・クビアトが3位フィニッシュ。チームにとって11年ぶりの表彰台を獲得した。
■フェルスタッペン、”慎重だった”ホンダに理解「マクラーレン時代に色々あったから……」
トロロッソはこれまで、ホンダのさらなるPU開発のためにグリッドペナルティを受けることも厭わない姿勢を見せた。ホンダの山本雅史F1マネージングディレクター(MD)はそれを非常に感謝していると言い、次のように語った。
「クビアトの3位は我々にとって非常に大きな出来事でした。昨年から彼らと仕事をしてきましたが、苦労したこともいくつかありました」
「我々はひとつのチームとして、トロロッソと共に努力をしてきました」
「トロロッソにとっては、(2008年イタリアGPでのセバスチャン)ベッテルの優勝以来2度目の表彰台でした。彼らにとっても非常に大きな出来事で、彼らと共にそれを達成できたことを嬉しく思います」
「昨年、(トロロッソのチーム代表の)フランツ・トストと話をしました。既に翌年からレッドブルにPUを供給することは知っていたので、それについて話しました」
「我々は今年に向けてトロロッソと様々なことを試すことができるという話をしていました。ですから彼らの貢献には感謝していますし、彼らと表彰台に立てて嬉しいです」
ホンダエンジン(PU)搭載車が2台表彰台に立つのは1992年以来のことであり、ふたつの異なるホンダ搭載チームが表彰台に立つのは1988年以来(マクラーレン/ロータス)となる。
山本MDはまた、ホンダにとっての重要性という点では、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがホンダ復帰後初勝利を成し遂げたオーストリアGPが大きな出来事であったと付け加えた。
「あの勝利はホンダにとって大きな意味がありました。あの後からエンジンをうまくマネージメントできるようになりました」
「最も大きかったのは、あの勝利によってエンジニアたちのモチベーションが非常に高まり、励みになったということです」
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