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ル・マン24時間でのマックス・フェルスタッペン起用を目指すアストンマーチン

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ル・マン24時間でのマックス・フェルスタッペン起用を目指すアストンマーチン

 2020-2021年のいわゆる”ハイパーカー”規則が導入されるWEC(世界耐久選手権)に参戦を表明しているアストンマーチン。同社は”ヴァルキリー”のレーシングバーションをWECで走らせ、ル・マン24時間レースでの総合優勝を目指している。

 このヴァルキリーは、レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズのサポートを受けて開発されたマシンで、天才的デザイナーであるエイドリアン・ニューウェイが手掛けた。そしてアストンマーチンは、レッドブルF1チームのタイトルスポンサーも手掛けている。

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 そのアストンマーチンは、WEC参戦に伴い、レッドブルF1のドライバーであるマックス・フェルスタッペンを起用できることを期待しているという。

 アストンマーチンのCEOであるアンディ・パーマーはmotorsport.comに対し、「マックスとかなり良い関係を持つことができるのは、特権的なことだ」と語った。

「哲学的にも、そして理論的にも、私は彼をル・マンに参加させたいと思う」

 そうパーマーCEOは語った。

「彼は正式にはまだ関わっていない。しかし、その可能性は除外されていないのだ」

「それは将来の話だ。でも(それが実現すれば)素晴らしいことじゃないか?」

 アストンマーチンとレッドブルのタイトルパートナーシップは、様々な分野で活かされてきた。F1チームの名称に”アストンマーチン”の名が入れられるだけではなく、様々なイベントも共に実施してきたのだ。

 先日のイギリスGPでは、市販のヴァルキリーが初走行。そしてレッドブルのマシンには、アストンマーチンと関連が深い映画『007』の特別カラーリングが施された。

 パーマーCEO曰く、コース上での競争力を高めると同時に、コース外での様々な活動が、アストンマーチンとレッドブルの活動に必要不可欠であると語る。

「それは大きな飛躍のように見える。しかし実際には、たくさんの小さなステップが積み重なったモノなのだ」

「毎日水面下では大いに苦労している。しかし、それが重要なことだ。明確にレイアウトされた目標に向かい、奮闘しているのだ」

「その計画は、少なくとも2024年まではレイアウトされている。それまでの日々で、大きな目標を達成する必要がある。しかし少なくとも、自分が走っている場所を知っているべきだ」

「我々には今勢いがある。そしてどこへ向かっているのか知っているんだ。そして小さな成功を収めると、それは大きな成功へと変わっていくんだ」

「それから、どういうわけか色々なことが起こり始める。イギリスGPの週末を思い起こして欲しい。レッドブル、マックス・フェルスタッペン、そして素晴らしい仕事をしたピエール・ガスリーも忘れることはできない。そしてダニエル・クレイグ(映画『007』で主人公のジェームス・ボンドを演じた俳優)と007、アストンマーチンが、ひとつのフレームの中に収まっているんだ」

「数年前なら、そんなことは不可能だっただろう。そして極めつけに、ヴァルキリーが走った。それをキャリアの中で振り返ってみると『1日に起きたことだったんだよね?』と考えるようなモノだった」

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