グッドイヤーは、9月にシルバーストン・サーキットで開幕する2019/20年シーズンからWEC(世界耐久選手権)に復帰することを発表した。まずはLMP2クラスへのタイヤ供給となるが、2020/21年からスタートするハイパーカークラスへの供給も検討しているようだ。
グッドイヤーのマイク・リトコスキー副社長は、motorsport.comに次のように語った。
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「我々はイーグルF1スーパースポーツという超高性能タイヤのラインアップをヨーロッパで発表したところだ。だから我々は、そういったスーパースポーツカーをターゲットにしている。そういったマシンは、我々のマシンにとてもよく合うだろう」
「我々はレースの伝統と、技術力も持ち合わせている。だから、そういった観点からも我々の戦略に合致する」
グッドイヤーのヨーロッパ・モータースポーツディレクターであるベン・クロウリーはこう付け加えた。
「我々はWECやル・マン24時間レースという環境に、LMP2以上に深く関わりたいと思っている」
「最終的には、これ(LMP2クラスへのタイヤ供給)はヨーロッパおよび国際的なモータースポーツにおける今後数年間の最初のステップになることを願っている。これは、グッドイヤーの長期的なブランドプログラムの一部だ」
LM GTEクラスでは、グッドイヤーの”姉妹ブランド”であるダンロップが、2017年までアストンマーチンにタイヤを供給していた。クロウリーは、GTEクラスへの供給も可能性があると話した。
WECのプロモーターであるACO(フランス西部自動車クラブ)のスポーティングディレクター、ヴィンセント・ボーメスニルは両カテゴリーにタイヤを供給するマニュファクチャラーは、様々なマシンコンセプトに合うようにタイヤを製造する必要があると説明した。
「3つのレンジのタイヤを用意することになるだろう。あるいはそれが2つ、または4つになるかもしれない。様々な重量分布のマシンに対応しなければならない」とボーメスニルは語った。
「1台のマシン専用にタイヤが設計されるわけではない。マニュファクチャラーが、レンジの中からタイヤを選択するんだ」
グッドイヤーはル・マン24時間で計14勝を記録している。その最後の1勝は、1997年にヨースト・レーシングのポルシェWSC-95と勝ち獲ったものだ。
当時のタイヤは、現在NASCARで使われるタイヤと同様、オハイオ州アクロンの開発施設で製造されていた。WECへの参入については、ルクセンブルクとドイツにあるテクニカルセンターが、アメリカからの意見を得てヨーロッパ主導で行われている。
9月にシルバーストンで開幕する2019/20年シーズンのエントリーリストでは、山下健太が加わったハイクラス・レーシングの1台のみがグッドイヤーのタイヤを使う予定となっている。LMP2クラス全8台のうち、4台はミシュランタイヤを使用し、残り3台のタイヤは明らかにされていない。
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