2016年のF1王者であるニコ・ロズベルグは最近、同年チームメイトだったルイス・ハミルトンに打ち勝つため、頻繁にスポーツ心理学者の元を訪ねていたと語った。ロズベルグ曰く、これはハミルトンとの激しい戦いの”プレッシャー”に打ち勝つための策だったという。
ロズベルグは結果的にタイトルを獲得したものの、この年限りでF1から引退することを選択した。
■F1王者獲得直後に引退発表……ロズベルグ「鈴鹿で勝った後、引退を意識し始めた」
ロズベルグの後任としてメルセデスのドライバーとなったバルテリ・ボッタスは今季、ハミルトンに劣らぬパフォーマンスを発揮し続けているものの、イギリスGPを終えた時点では、39ポイント差のランキング2位にとどまっている。しかしボッタスは、ロズベルグが採ったようなサポート体制を望んでおらず、彼自身の判断に頼っていくつもりだと断言する。
「僕にはうまくいくとは思わない」
そうボッタスは、心理学者のサポートを受けることについて語った。
「全てのアスリート、そして全ての人々は、それぞれ個性的だ。外部からのサポートが必要な人もいるだろう。僕の周りにも、話をすることができるたくさんの素晴らしい人たちがいる」
「苦労したり疑問を抱いたりした場合には、その答えを出すのは自分自身だ。そういうことは、僕は普通ならば自分で解決する。現時点では(ロズベルグのような方法は)僕にとってはうまくいかないと思う」
「他のスポーツを見れば、多くの人たちが心理学者を使ってきた。それによって、大きな助けを得てきた。でも、いくつかのことは全く異なる」
「僕はニコじゃない。僕はバルテリだ。そして僕は、僕にとってベストな形を知っている」
ハミルトンを倒す方法について、ロズベルグから何かを学ぶことができたかと尋ねられたボッタスは、次のように語った。
「僕は彼と話したわけじゃない。僕は自分のやり方に従っていくつもりだ」
「外からでは、彼が何をしてきたのかということはあまり見えてこない。僕がやってきたことがどう機能するか、それを見てみよう。現時点では、話すつもりはないよ」
「さっきも言ったように、全ての人はそれぞれが異なっている。うまく機能するためには、それぞれ別のことが必要なんだ。異なる考え方がね」
ロズベルグはイギリスGPの際、心理学者から受けたサポートが、2016年の戦いを成功させる上で大きな役割を果たしたと語った。
「2日おきに2時間のメンタルトレーニングをしたんだ」
ロズベルグはそうロイター通信に語った。
「これはとても大きなプロセスだった。僕に多くのことを与えてくれた。それが、僕がワールドチャンピオンになることができた大きな理由のひとつだ」
「ルイスの存在は、僕がそれまでにできると思ったことよりも、さらに良くする形を探すことを駆り立ててくれた。彼は史上最高の、あるいは史上最高に向かうドライバーなんだから」
「もちろん、彼を倒すためには、自分が持っている全てのモノを、より引き上げていく必要がある。それが彼に勝つための唯一の方法だ」
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