マクラーレンのマネージングディレクターを務めるアンドレアス・ザイドルは、マシンからさらにパフォーマンスを引き出すためには、弱点である低速コーナーへの対応が優先事項だと語った。
今季のマシン、MCL34が順調な進歩を遂げ、コンストラクターズランキング4位につけているマクラーレン。しかし、低速時のパフォーマンスが他のマシンに劣っていることが分かっている。
次戦ドイツGPの後には、タイトでツイスティなハンガリーGPが控えている。それだけに、マクラーレンはライバルたちに対抗するため、このエリアの改善にかなりの努力をする必要があると考えている。
motorsport.comが、次の2レースを前に低速時のパフォーマンス改善をどれほど重要だと考えているかと訊くと、ザイドルは次のように語った。
「それが、我々の弱点のひとつだということは分かっている」
「我々は、アップデートを持ち込むことで、対処を続けている。もちろん、全てのエリアでパフォーマンス向上を狙っているが、優先度は高い」
ザイドルによれば、中高速コーナーでは改善が進んでいるものの、トップチームとの差を縮めるためには、あらゆる面でマシンのパフォーマンスを向上する必要があるという。そのためにもマシンの理解を進め、パッケージの長所と短所がどこにあるのかを判断しようと取り組んできたと、ザイドルは付け加えた。
「それぞれのプラクティスや予選、レースでマシンのことを自然に理解するんだ。自分たちの弱点も見えてくるし、それに対処するための開発にインプットができる」
「しかし同時に、全体的なパフォーマンス向上に対する作業も並行して行っている。実際のところ、前(トップ3チーム)との差は依然として大きい。我々が改善する必要があるのは、特定の分野だけではない」
ルノーのダニエル・リカルドは、高速時のパフォーマンスが優れたマクラーレンと、低速時のパフォーマンスが優れたルノーを組み合わせれば、強力なパッケージになるだろうと、イギリスGPで述べた。
ルノーのパワーユニットを搭載する2チームの違いについて訊かれたリカルドは、次のように答えた。
「僕たちが、彼ら(マクラーレン)のアドバンテージを一部もらうことができれば、自分たちの低速時のアドバンテージと合わせて、かなりまともなレースカーになると思う」
「低速の時は、僕たちのマシンに満足できる。ブダペストに向けてはワクワクしているけど、高速時の対策は考えなくちゃいけない」
ルノーは現在コンストラクターズランキング5位。ルノーのカスタマーチームであるマクラーレンとは、21ポイント差をつけられている。
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