7月19日(金)に東京・有楽町で行われた「コニカミノルタ presents デイトナ24時間レース 小林可夢偉優勝イベント」。その中で小林は、1月に行われたデイトナ24時間で体験した初めてのコース、マシンについて、その印象を語った。
今年1月に行われた第57回デイトナ24時間で、ウェイン・テイラー・レーシングから同レースに初参戦した小林は、思わぬ悪天候により自身の走行時間が限られてしまったとはいえ、堂々の走りで優勝に貢献した。
■小林可夢偉、2020年デイトナ24時間参戦を発表「簡単じゃないけど連覇を目指す」
小林にとって、北米レースカテゴリー、オーバル区間を含むコース、そしてPDi(デイトナ・プロトタイプ・インターナショナル)車両……これら全てが初体験。まさに“初もの尽くし”といった形だったが、彼はそれぞれの印象を次のように語った。
「初めてアメリカでレースをして、これは全然違うモータースポーツのカルチャー、楽しみ方だなと思いました。エンターテイメントのためならレースを延長してもいいという考えで、お客さんを喜ばせるためにはどうすればいいかをすごく考えたレース内容でした。レースが始まるギリギリまでお客さんがクルマの周りで見ていたり、ファンとの距離も近かったです」
「こんなレースがあるんだなってびっくりする反面、これがレースなんじゃないかなって思わせてもらったところもあって、そういう意味では、アメリカの耐久レースというのが長い歴史の中のひとつだということを実感させられました」
「(オーバルコースの)バンクでは(Gが縦方向にかかるため)首が勝手に下を向くんですよね。その状態でミラーを見るために首を動かすのは結構厳しくて、新しい経験でした。でも一番最初にオーバルを全開でいった時は、結構テンション上がりましたね」
「(DPi車両は)ピュアなレーシングカーで、乗りやすいというのは感じましたね。僕らの乗ってるWEC(LMP1クラス)みたいな(ハイブリッド)マシンはシステムが本当にややこしいので、運転するまでに大量のマニュアルを読まされます。逆にこのマシンは基本的なマシンなので、セッティングする中でもどうしたら速くなるかというのはわかりやすくて、時間をかけずに乗りこなすことができました」
そんな小林を抜擢したのが、チームオーナーで、自身もドライバーとしてデイトナ24時間を制した経験を持つ、ウェイン・テイラーだ。このイベントのために来日した彼は、小林を次のように評した。
「(小林を起用した)第一の理由がそのスピードだ。我々がル・マンでのラップタイムを調べるなどリサーチをした結果、本当に速いドライバーだということがわかったんだ」
「第二に人間性だ。このスポーツではチームワークが非常に重要で、チームメイト、スタッフ、そしてスポンサーへの対応、態度が重要となってくるが、小林はそれをひとりの大人としてよく理解していたので、安心して仕事をともにすることができた」
さらにイベント会場には、なんとコニカミノルタ・キャデラックDPi-V.Rの実車が鎮座。このマシンが日本にやってくるのは今回が初であり、これには小林も目を丸くした。
「空輸で持ってきたみたいです。普通無理ですよね、シーズン中ですよ。これが使った後のクルマなら可能なんですけど、シーズン中のクルマを持ってくるというのはかなり(特別)なことだと思います」
テイラー曰く、これは今回のイベントを主催するチームのメインスポンサー、コニカミノルタからのリクエストだったといい、2週間後に行われるロードアメリカでのレースでは、もう1台のマシンを走らせる予定だという。
既報のように、小林とウェイン・テイラー・レーシングは2020年もタッグを組み、デイトナ24時間連覇に挑戦する。小林は「簡単なことではない」としながらも、その意気込みを語った。
「しっかりと準備をして、勝つためにはどうすればいいかというのを考えて挑戦しなければいけないなと思っています。24時間レースではいろんなことが起こるので、経験のあるドライバーがそのコンディションに合わせて走ることがすごく大事になってくると思います。それを想定しながらできる限りの挑戦をして、まずは2年連続でデイトナを勝てるようにしたいなと思います」
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