レーシングポイントのランス・ストロールは、F1イギリスGPでトップ10に手が届きそうな位置を走行していたが、39周目にハードから新品のソフトタイヤへと交換するためのピットストップを行ったことでポジションを落とした。
14番手で復帰したストロールだが、その後はジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)をかわしたのみにとどまり、ポジションをひとつしか上げられず、ポイント獲得はならなかった。
■「あと5周あれば……」マクラーレン、ノリスの2ストップ戦略は“誤り”と認める
「僕らは2ストップを選択したけど、他のドライバー……争っていた(ダニール)クビアトや(キミ)ライコネンなんかは1ストップだった」とストロールは言う。
「残り15周の段階で僕はクビアトの前にいた。そして彼のタイヤは持っているように見えた」
「僕は(2度目の)ストップの前までとても快適なペースだった。だから何を目的にソフトへ交換するために止まったのか分からないんだ」
「他のドライバーを見ると、彼らは(タイヤを持たせて)ポイントをうまく獲得しているようだから、そういった結果を見るとフラストレーションが溜まるよ」
レーシングポイント代表のオットマー・サフナウアーは、こうしたピットイン戦略について「1度目のピットインが当初の予想よりも早く強いられたことで、ストロールの履いていたタイヤが最後まで持つと考えていなかった」と説明した。
「彼のレースはフロントブレーキダクトに捨てバイザーが詰まったことによって妥協を強いられた」と、サフナウアーはmotorsport.comに語った。
「温度が非常に高くなっていて、彼を早期にピットインさせる必要があった。そして早期のピットインでは、1ストップ作戦を採る事はできないんだ」
また、サフナウアーはチームメイトのセルジオ・ペレスが8位を争えると考えていたようだが、セーフティカーの出動によってその目標は潰えたと感じているようだ。
アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)が20周目にコースオフを喫し、停止したマシンの回収のためにセーフティカーが導入されたが、そのリスタートの後にペレスはブレーキバランスのコントロールに問題を抱えていたという。
そしてペレスはニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)と接触を喫してしまい、フロントウイングを破損。ノーズとステアリング交換を強いられたことで17番手までポジションを落とすこととなった。
「セーフティカー前は、チェコ(ペレス)は8位でゴールしたライコネンの前を走っていた」
「彼は良いペースだったし、ライコネンのように1ストップ作戦を採っていた。セーフティカーは我々のことをめちゃくちゃにしたんだ」
「それからセーフティカー後にチェコはブレーキバランスの問題を抱えていた。常にブレーキバランスは変えられるもので、セーフティカー後に彼はリヤに振り分けたがっていたのに、それができなかったんだ。(バランスが)前に偏りすぎていた。そして望むようには止まれず、彼のレースはフロントウイングを破損したことで終わってしまった」
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