全日本F3選手権第12戦は7月14日、静岡県の富士スピードウェイで21周の決勝レースが行われ、予選2位からスタートしたサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)が逆転で今季6勝目を飾った。第11戦でF3初勝利を挙げたエナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)が2位に入り、ポールポジションからスタートした宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)は3位となった。
この週末最後となるレース。ポールポジションにはSUGO大会から4戦連続となる宮田が収まり、フロントロウにはフェネストラズが並ぶ。2列目には大津弘樹(ThreeBond F318)、小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)と続いた。なお、三浦愛(ThreeBond F314)は第11戦のクラッシュで負傷し、このレースは欠場。
全日本F3選手権第11戦富士:宮田莉朋がトップチェッカーも、エナム・アーメドが繰り上げ優勝
また、今大会スポット参戦している石澤浩紀(Planex・スマカメ F3)がフォーメーションラップ中にスピンを喫しピットに戻ったため、スターティンググリッドに着いたのは10台だった。
「反応は良かったのですが加速が鈍ってしまって」という宮田に対し、「トップに立つには十分なスタートが切れた」というフェネストラズが先に1コーナーへと飛び込む。その後方、さらに好スタートで近づいてきたのは大津だったが、行き場がなく順位を上げるには至らず。フェネストラズ、宮田、アーメド、大津の順で1コーナーを通過していった。
また、6番手スタートの河野駿佑(RS FINE K&N F318)と8番手スタートの大湯都史樹(TODA FIGHTEX)が1コーナーで接触。2台ともコースに復帰したが、河野はマシンにダメージを負い、コカ・コーラコーナーの先でストップし、リタイアとなった。
トップに立ったフェネストラズは、いち早くラップタイムを1分54秒台に入れると、5周目からは1分53秒台を連発して宮田を突き放していった。宮田はフェネストラズを追いかけるというよりも、後方のアーメドに迫られる展開。水煙で視界が遮られる中、レース後半には1秒を切る接近戦になっていった。
16周目の最終コーナーでイン側からアーメドが宮田をかわしにかかったが、宮田は冷静にクロスラインをとって2位を死守。ホームストレートをサイドバイサイドで通過すると、アーメドが1コーナーで再びイン側から宮田に並びかけた。最終コーナー同様にクロスラインで応戦する宮田だったが、何とか1コーナーを踏みとどまったアーメドがコカ・コーラコーナーで宮田を抜ききり、2位奪取に成功。
その後、上位陣に順位変動はなく、最終的に2位と20秒近い差をつけてフェネストラズが今季6勝目を記録。アーメドが2位に入り、B-Max Racing with motoparkがワン・ツー・フィニッシュを飾った。マスタークラスはDRAGON(TEAM DRAGON F3)が今季4勝目をマークした。
全日本F3選手権第12戦富士スピードウェイ 決勝結果
Pos.No.MCDriverCar NameCarLapsGrid111サッシャ・フェネストラズB-Max Racing with motopark F3F314/スピース212265エナム・アーメドB-Max Racing with motopark F3F312/スピース215336宮田莉朋カローラ中京 Kuo TOM’S F317F317/トヨタ-トムス211412大津弘樹ThreeBond F318F318/スリーボンド東名213537小高一斗カローラ中京 Kuo TOM’S F317F317/トヨタ-トムス21462大湯都史樹TODA FIGHTEXF319/トダ21878片山義章YTB by CarlinF315/スピース217851アメヤ・ベイディアナサンB-Max Racing with motopark F3F315/スピース219930MDRAGONTEAM DRAGON F3F314/スピース2110R35河野駿佑RS FINE K&N F318F318/HWA06R5石澤浩紀Planex・スマカメ F3F315/トヨタ-トムス012
ファステストラップ:サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3) 1’53.093 10/21
M DRAGON(TEAM DRAGON F3) 1’57.361 9/21
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