レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、F1第10戦イギリスGPの予選で5番手を獲得。今季これまでで最も競争力の高い状態で週末を進めている。
チームメイトのマックス・フェルスタッペンが前戦オーストリアGPでの優勝を含め126ポイントを獲得している一方、ガスリーは43ポイント獲得に留まり、そのシートが危ういのではないかという噂も流れる状況だった。
■”ターボラグ”の問題がなければ、フェルスタッペンがPPを獲っていた?
しかし、イギリスGPではFP1でトップタイムをマーク。FP2、FP3でもフェルスタッペンに先行した。予選では、ミディアムタイヤでQ2を6番手で通過。Q3ではフェルスタッペンと0.3秒差をつけられたものの、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)を上回り、5番手となった。
ガスリーは、彼とチームが前回のレース以降に実施した変更が功を奏していることを確認でき、満足していると述べた。
「これまでのところは、今季最も強力な週末となっている。僕たちが施した改善の効果をしっかりと見せられたと思う」
「改善すべきことがたくさんあったけど、物事を好転させる計画があったんだ。そして、僕たちは明らかに前進した。それに満足している。大きな一歩だったと思う」
「これをブレイクスルーだと呼んでいいかどうかは、どんなレースができるか次第だ。でも、変われたことに満足しているし、それが功を奏して嬉しい」
ガスリーは、予選Q3におけるフェルスタッペンとのタイム差について、前を走っていたシャルル・ルクレール(フェラーリ)のスリップストリームを使えなかったことが影響した可能性があると話した。
「強力なトウ(スリップストリーム)を得られなかったことで、かなりのタイムをロスした」と、ガスリーは説明した。
「前のマシンにもう少し近づくことができたと思う。その影響で、少なくとも0.2秒を失った」
「ラップ自体はOKだった。ターン3~4は完璧じゃなかったけどね。マックスは本当に素晴らしいラップをしたし、僕はもう少しフェラーリに近づければストレートでタイムを稼ぐことができただろう。次回はギャップの管理をアジャストする必要がある」
決勝ではレッドブルに加え、フロントロウのメルセデス勢もミディアムタイヤでのスタートを選択。一方、フェラーリ勢はソフトタイヤスタートとなった。
ガスリーは、スタート直後にソフトタイヤを履くベッテルから追われることになるが、彼はレースに向けて次のように意気込んだ。
「フェラーリの2台はソフトタイヤを履いていて、僕たちとは戦略が異なる。どうなるか見てみよう」
「僕たちの方が、第1スティントは長く走れるだろうから、その点はメリットだ。でもそれが1ストップ戦略か、2ストップ戦略かどうか、に直結するわけじゃない。そこには多くの可能性があると思うので、僕たちに何ができるかを考えたい」
レッドブルは、イギリスGPに映画『007』のロゴが入ったマシンを走らせているが、決勝ではジェームズ・ボンドにインスパイアされたジャケット風の特別レーシングスーツも登場するという。
チームにとっても第2のホームレースとなるイギリスGPで、来季につながる結果を残せるか。ガスリーの戦いに注目だ。
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