D1レディースリーグ山下号をD1ライツ仕様に変更して出場!
小学生でラジドリをはじめ、中学生からドリフトを開始!
「ドリラジあがりで若干20才の近野翔太がいきなり3位!」ドリフト開始は中学生時代!衝撃のニューカマーが登場だ【D1 LIGHTS】
D1グランプリシリーズの下位カテゴリーとして、次世代を担う選手たちが激しいバトルを展開しているD1ライツシリーズに、若干20才のニューカマーが登場した!
先日エビスサーキットにて開催された2019年D1ライツシリーズ第2戦でデビューを果たした近野選手は、単走決勝を7位通過すると、続く追走トーナメントでも強豪選手を次々と倒して、ベスト4へと進出。最終的に準決勝で破れたものの、デビュー戦で3位入賞という結果を残したのだ。
近野翔太(コンノ ショウタ)選手は、小学校5年生くらいのころからラジコンでドリフト走行をする通称ラジドリにハマり、プロRCという大会(全国を転戦するシリーズ戦)でも上位入賞する腕前を持つ。
実車もよく観戦しに行くことがあり、エビスサーキットで開催されるドリフト祭りのときにD1ストリートリーガルシリーズやD1グランプリシリーズで活躍していた中村直樹選手を見て感動!「すげぇカッコいい! 自分もやってみたい!」と、中学生の頃からドリフトをはじめるようになったそうだ。
以降は自動車整備工場を営む父の協力もあって、エビスサーキットで開催されるスクールに通って腕を磨いた。2013年からはD1競技の入門カテゴリーとして設けられているD1地方戦シリーズにも出場。2014年にはシリーズ6位、2015年にはシリーズ2位という結果を残し、全国大会にも出場した。
D1ライツシリーズへの出場を決めた近野選手だったが、製作していたS13シルビアが間に合わないことが判明。「すげ~よくしてくれる先輩で、自分にとっては師匠というか…先生ですね」と慕う浅沼さんから、D1レディースリーグで山下美穂選手が乗っていたPS13シルビアを借りることになった。
「基本的にはレディースに出てたときと変わらない」と浅沼さん。エンジンは排気量アップされておらず2.0Lのままで、カムとガスケットを社外品に交換。TD06-20Gタービンで推定380ps。ミッションは純正5速で、ファイナルは4.3とのこと。
D1レディースリーグの時から一切使ってなかったわけじゃなく、ちょこちょこと走られていたというこのシルビアだったが、事前テストではなぜかトラブル連発。しかし「そのおかげか大会ウィークは絶好調でした」と近野選手がいうように、トラブルもなく快調に練習走行から走っていた。
足まわりは近野選手のマシンと仕様が近かったためそのままのパーツ構成。ナックルはドリフトをはじめたきっかけでもある中村直樹選手が製作する直樹ナックル。アーム類はゼンキージャパン製で、ロアアームはS14純正を流用。メンバーを加工してラックを前側にオフセットさせている。車高調はフロントがGPスポーツでバネは8kg/mm、リヤはスタンスで4kg/mmの設定だ。
タイヤは前後ともヴァリノのペルギア08Rで、フロントは255/40-17、リヤは265/35-18を履く。事前テストのときにアライメントは近野選手の好みに合わせられたそうだ。
借り物マシンとはいえ、操作に関わるシートやハンドルといったパーツは自分のクルマから移植された。
シートはレカロのプロレーサーRMSで、レギュレーションに合わせてHANS対応となっているHPIの6点式レーシングハーネスを新調した。
D1ライツシリーズ第2戦の準決勝。「D1地方戦とかで一緒に走らせてもらってたけど、いままで一度も勝ったことがない」という米内寿斗選手との対戦 だ。1本目は米内選手にガッツリと入り込まれたことで「取り返さなきゃ」と思った近野選手が思い切った寄せを決めたものの、2コーナーの直前で接触。近野選手のマシンはタイロッドが抜けてしまいハーフスピン状態に陥って敗退となった。
米内選手に破れたものの、結果はデビュー戦で3位という華々しいもの。開幕戦備北のトピックスとして記事にした蕎麦切広大選手ともラジドリ仲間として親しいそうなので、いずれは直接対決が見たいところだ。
TEXT&PHOTO:Daisuke YAMAMOTO
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