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「チューニングパーツメーカーのTRUSTがeスポーツに参戦表明?」その狙いを聞いた!

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「チューニングパーツメーカーのTRUSTがeスポーツに参戦表明?」その狙いを聞いた!

ゲームと実車のコラボが実現か!? 独自のeスポーツイベントも開催予定!

eスポーツ用ワークスドライバーには学ドリ王者の新川真也を抜擢!

「チューニングパーツメーカーのTRUSTがeスポーツに参戦表明?」その狙いを聞いた!

チューニングパーツメーカーのトラストがeスポーツへの参戦を正式に表明した。

eスポーツとは、言うに及ばずゲームを使ったスポーツ競技のことだ。日本ではまだ浸透していないが、アメリカではすでに国がeスポーツを正式なスポーツと認めており、韓国や中国でも爆発的にeスポーツが発展していっている。 eスポーツでプレイされるゲームは多種多様だ。従来は、チーム戦を主体とするストラテジーゲームと呼ばれるジャンルが中心だったが、現在では格闘ゲームやパズルゲーム、レースゲームなども盛り上がりをみせている。そうした世界に、トラストが参入する意図とは何なのだろうか。さっそく突撃取材を敢行した。 「一言で挑戦ですね」。そう切り出したのは、トラスト広報の川島さんだ。続けて「2018年のD1お台場会場で、大阪の1’s(ワンズ)というパソコン屋さんが立ち上げたゲーミングチーム“バトルドックス”の監督と知り合いまして。色々話す中で、トラストレーシングとして協力することにしたんです」。 そこには、“新川真也”というトラストの若手社員の存在が大きかった。この男は幼少期からプレステのグランツーリスモで腕を磨き、自動車の挙動などを研究。そこでドリフトも覚えた。「ゲームと実車じゃ違うだろ!」などと思ってしまうが、事実としてはじめてサーキットでクルマに乗ったとき、一瞬で8の字をマスターしてワンコーナードリフトも習得。 しかも、誰にも教えてもらってないのに、ドリフト中にシフトチェンジしてギヤを合わせる…なんて難しいこともやっていたそう。実際にその走りを見ていた某トップドリフターは「ビックリでしたよ。飲み込みが早いというか、最初からドリフトの根本を理解しているって感じ。最初からあれだけ走れるヤツなんて見たことない」と、衝撃を受けたほどなのだ。 そして、実車でのドリフト歴はわずか半年という状態だったのに関わらず、学生たちがドリフトの腕を競い合うドリフト天国誌主催の“全日本学生ドリフト王座決定戦”で、アッサリと東西統一チャンピオンを獲得。その後、様々な縁あってトラストに入社することとなり、現在は社員でありながらトラストの看板を背負って走るワークスドライバーという方向性で育成中だ。 「実車でもゲームでもハイレベルなドリフトができる人間はそういないですからね。彼をこのプロジェクトの正式ドライバーに起用して、BATTLE DOGS×TRUST Racingのeスポーツチームを立ち上げました」。 実のところ、すでにこのチームは稼働していて、グランツーリスモSPORTを使用する国体競技「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019・IBARAKI」に参戦。新川くんは見事に千葉県予選を通過し、8月の都道府県代表選へとコマを進めている。 そうした競技への参加を進める一方で、トラストは独自イベントの計画も水面下で進行させた。それは、イオンモールなどの大型ショッピングセンターや観光地等で、体感型のeスポーツイベントを開始するというものだ。また、イベントに合わせてトラストのD1GP車両(R35GT-R)による同乗走行やドリフトパフォーマンスなど、リアルパフォーマンスで会場を盛り上げる計画なのである。 さらに、2020年にはeモータースポーツの新シリーズ戦を立ち上げることも構想。こうしたトラストの大きな動きに賛同する企業は多く、すでに日産自動車やレイズ、ブリッドなどそうそうたるメーカーが協力体制を約束している。 「カーゲームを通じて実車の楽しさも知ってもらいたいんです。こっちの業界って怖いとか敷居が高いとかってイメージが先行してるでしょ? そうじゃないって。クルマは楽しい!って知ってもらうキッカケを作りたいんですよ!」と川島さん。 eスポーツの潮流に合わせて大きく舵を切り出したトラスト、その新たな挑戦を我々は見守りつつ応援していこうと思う。 ●取材協力:トラスト TEL:0479-77-3000

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