MotoGP第9戦ドイツGPで、ペトロナス・ヤマハのファビオ・クアルタラロは2番グリッドを獲得してレースに挑んだ。決勝では悪くない蹴り出しを見せたものの、ターン1でポールポジションのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)にブレーキングで先を行かれ、イン側につけていたジャック・ミラー(プラマック)との接触によりワイドに膨らんでしまった。
クアルタラロはこれによって6番手までポジションを落とし、2周目にはターン6でダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)をオーバーテイクしようとするが、クラッシュを喫してしまい、リタイアとなった。
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彼は転倒原因を自身のミスだと潔く認め、優柔不断だったと語っている。加えてターン1での遅れは、ギヤチェンジを失敗したからだとも話した。
「僕はスタートで失敗してしまった。1速、2速へは良かった。それで3速に入れようとしたんだけど、シフトできなかったんだ」
クアルタラロはレーススタートからターン1までの動きをそう説明した。
「残念なことに僕はちょっとばかりブレーキをかけるのが早すぎて、ジャックと接触してしまったんだ」
「2周目は、ペトルッチを追い抜こうとしていたんだけど、それをかなりためらってしまったんだ。するべきか、すべきじゃないかを迷って、間違った選択をしてしまった。リーンアングル(傾け角度)が深すぎたし、スピードが速すぎた。それでフロントを失ってしまったんだ」
「だからそうだね、僕らのレースでの初めてのミスで、初めてのクラッシュだった。このことから学んで、強くなって戻ってくるつもりだよ」
「僕らには先頭集団を争えるだけのとても良いペースがあった。ただ、今日はポジティブになることも、ネガティブになることもできない。僕は転倒してしまったし、アレックス(リンス)がクラッシュする姿を見ていた。今日は最終的に何人かのライダーだけがハッピーで終えた。以前は僕もハッピーだったんだけどね」
MotoGP2019年シーズンもこれで折返しとなるが、これまでにクアルタラロはルーキーシーズンながらもポールポジションを3度獲得。さらに2度の表彰台を獲得し、ランキングでは8位につけている。
「仮にバランスの取れた1年を過ごせたとしても、1度くらいはレース中にクラッシュをすることがあるだろう。それが今回だったというだけだ。だけど3回のポールポジション、5回のフロントロウそして2度の表彰台獲得……シーズン前半には予想もしていなかったことだよ」と、クアルタラロはシーズン前半を振り返った。
「(サマーブレイクは)少し休暇をとるだろう。もちろん残りの2週間は後半戦に向けて準備をするために、ハードに取り組んでいくつもりだ」
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