2週連続開催となるF1。フランスGPに続いて行われるのが、オーストリアGPである。
オーストリアGPの舞台は、レッドブルリンク。その名の通り、レッドブルのお膝元である。昨年はここで、メルセデスの2台が相次いでリタイア……レッドブルのマックス・フェルスタッペンが勝利を収めた。チームの地元、そして母国オランダから数多く詰めかけるであろうファンの前で、フェルスタッペンの奮起を期待したいところだ。
■レッドブルのホームレースを迎えるホンダ。“スペック3”PUは「問題なく機能」
とはいえ、メルセデス、特にルイス・ハミルトンの強さが目立つ今季。チームメイトのボッタスも堅実な走りを見せ続けており、弱点らしい弱点は見当たらず、優勝の最有力候補であるのは間違いない。しかし、タイトルを争う立場であるフェラーリとしてもそろそろメルセデスの連勝街道をストップさせておきたいところ。また前述のレッドブルとしても、地元でそう簡単に勝利を献上するわけにはいかない。
勝負の肝になりそうなのがタイヤだ。フランスGPでは路面温度が非常に高くなり、決勝ではメルセデスがブリスターに苦しんだ。他のマシンにはブリスターの兆候がほとんど見られなかったのを考えれば、メルセデスは少しタイヤに厳しい傾向のマシンとなっているのかもしれない。そして今週末のオーストリアは、さらに気温が上がるとの予想もある。そうなった場合、各チームがタイヤをどう扱うのか……という点が重要となってきそうである。
また中団勢の争いも激戦となっており、ここにも注目しておきたいところ。カナダではルノーが、フランスではマクラーレンが躍進を見せた。ではオーストリアでは? 今シーズンは1戦ごとに勢力図が入れ替わることも珍しくなく、他チームが中団グループをリードする立場に立つ可能性も十分にある。
なおここレッドブルリンクは、1周4.318km。ここには10しかコーナーが無いため、昨年の予選でのポールポジションタイムは1分3秒130(ボッタス)と、現在のF1サーキット屈指の短さとなっている。しかも今年のマシンは昨年のマシンと比べて速くなっており、そのラップタイムが一体何秒になるのか……というところに注目してみても面白いかもしれない。
フランスGPに引き続き、FIA F2、FIA F3も同時開催。F1を目指す若いドライバーたち、特に松下信治(カーリン/F2)、角田裕毅(イェンツァー/F3)、名取鉄平(カーリン/F3)の3人の日本人の奮闘からも目が離せない。
F1オーストリアGPは、併催のF2、F3と合わせて、スポーツチャンネルDAZNでライブ配信が行われる。配信スケジュールは、下記の通りとなっている。
■6月28日(金)
16:35 F3フリー走行 英語実況
17:55 F1フリー走行1回目 解説:小倉茂徳、田中健一(motorsport.com)
20:00 F2フリー走行 解説:小倉茂徳
21:55 F1フリー走行2回目 実況:中島秀之/解説:小倉茂徳
23:53 F2予選 実況:市川勝也
24:48 F3予選 英語実況
■6月29日(土)
17:20 F3レース1 実況:吉田暁央/解説:小倉茂徳
18:55 F1フリー走行3回目 解説:小倉茂徳、田中健一(motorsport.com)
21:55 F1予選 実況:中島秀之/解説:小倉茂徳
23:40 F2レース1 実況:市川勝也/解説:田中健一(motorsport.com)
■6月30日(日)
16:30 F3レース2 実況:吉田暁央/解説:小倉茂徳
17:55 F2レース2 実況:吉田暁央/解説:小倉茂徳
21:30 F1決勝 実況:中島秀之/解説:小倉茂徳
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