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スポーツ 2019.6.25

「見たか!」鈴鹿ラウンドで快進撃をみせた阪口晴南、その胸の内に秘めた想いとは|スーパーGT

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 今シーズン、GT300クラスにデビューし3戦2勝の活躍を見せている#96 K-tunes RC F GT3の阪口晴南。特に第3戦鈴鹿での快進撃は目を見張るものがあったのだが、その裏には秘めたる想いがあった。

 大阪出身の阪口晴南は鈴鹿サーキットレーシングスクール(SRS-F)を経て、FIA F4、全日本F3にステップアップ。昨年はスーパーフォーミュラ第2戦オートポリスにスポット参戦。予選Q1ではいきなり上位に食い込むタイムを記録するなど、周囲を驚かせた。残念ながら決勝は悪天候で中止。本人としては不完全燃焼のまま終わってしまう形となった。

    ■トムスからF3スポット参戦の阪口晴南「今週末は得るものがたくさんある」

 その後、全日本F3で戦うも初優勝を飾ることができず、ランキング4位でシーズン終了。その当時は「(翌年は)ステップアップしたいなと思っています」と語っていたが、その願いは叶わず。ホンダの育成メンバーから外れ、全日本F3のシートも失うことになってしまった。

 まさに失意の年末年始を過ごすことになった阪口。そこで導き出した新たな選択肢が“スーパーGTへの参戦”だった。2月にK-tunes Racingに加入しGT300クラスに参戦することが発表された時は、大きな話題となった。

 異なるクラスとの混走やGT3マシンなど全てが初体験という状況の中、阪口はひとつずつ吸収していき、開幕戦の岡山ではいきなり予選2番手を獲得するパフォーマンスを披露。決勝では悪天候で途中終了となったため、自身の出番はなかったがチームは優勝を飾った。

 そして5月末に行われた第3戦鈴鹿では、後半スティントを担当。新田守男から2番手でバトンを引き継ぐと、誰よりも速いペースで追い上げを開始し、ゴールまで残り8周のところでトップの#25 HOPPY 86 MCをオーバーテイクし、優勝を飾った。戦略が違ったとはいえ、当初は20秒以上あったギャップを縮めていく走りは、会場を訪れたファンや関係者の印象に残るものだった。

「開幕戦で優勝した時は、自分は一度も走っていなかったので、(鈴鹿での優勝は)いい疲労感と達成感があるなと思っています」

「(自分のスティントでは)アウトラップもトラフィックがないところに出られたということもあって、いいアウトラップができたのかなと思います。その分、ちょっと(スティントの)後半は厳しくなるかなというのは頭に入れていたので、フルプッシュするというよりは80%~90%くらいでずっと走っていました」

「ラップを重ねるごとに(差の)詰まり方が大きくなっていったので、これは大丈夫だなと考えていましたし、あとはチャンスがきたら一発でパスしようと決めていました。ギャップが離れていくのは分かったので、落ち着いて走ることに集中しました」

 後半スティントでの出来事を、このように振り返った阪口。こうしてコメントだけを読むと、簡単にやってのけたように見えるが、この走りを実現するために裏では想像を超える努力がなされていた。

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(motorsport.com 日本版 吉田知弘)

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