先日行われたF1第8戦フランスGP、ハース勢はケビン・マグヌッセンが15番グリッドスタートからウイリアムズ2台の前となる17位でフィニッシュ、ロマン・グロージャンは16番手を走行していたが、エンジンマイレージの節約と次戦オーストリアGPで新たなギヤボックスを投入するための戦略的なリタイアを選択した。
結局、チームはフランスGPで1ポイントも獲得することができなかった。また、ハースは直近3戦での獲得ポイントも、わずか1ポイントに留まっている。
■ 苦戦続きのハースに、グロージャン「タイヤのせいにするのはもう止めよう」
「4年間の歴史の中で、最悪の週末だったと思う」
ハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーはmotorsport.comにそう語った。
「レースでは我々は未だに苦戦していた。何がおかしいのか分からないんだ。マシンは開幕戦では予選7番手や8番手に十分値する物だった。そして、モンテカルロでは6番手だった。だが、突然ブービーになったんだ」
「何が理由かなんて、私に聞かないで欲しい。私も分からないんだ。それには答えられないんだから、聞かないでくれ。我々は(原因を)調べる必要がある。正直言ってとてもガッカリしているんだ。こうした状況でレースを終えて、しかもその理由は理解していないわけだからね。それが何よりも悪いことだ」
第7戦カナダGPでは、マグヌッセンが無線で自身の行ってきたレースの中でも最悪の経験だと不満を漏らしていたが、シュタイナーはそれを遮っていた。
「モントリオールよりも悪かった。なぜなら金曜の時点ですでに良くなかったからだ。モントリオールでは少なくとも予選はOKだった。1台はQ3に進出していたんだ。だがここではQ2に1台が進出したのを喜ぶ事態だ」
「だからモントリオールよりもずっと悪いと言っているんだ。それからモンテカルロでは予選6番手だった。モンテカルロはみんなが分かりきった理由で遅くなっているから、そこでどうこう言うのは難しいが、レースペースは良かった。だから(フランスGPでは)全体として、とてもおかしかった」
「ロマンは『マシンは運転しやすいが遅い』とコメントしている。オーバーステアかアンダーステアが出ていないか? と聞いても『大丈夫。単に遅くてグリップが十分じゃない』と言うんだ」
こうした状況の中、シュタイナーはそこから抜け出す方法を見つけるために、チームを鼓舞し続ける必要があると語っている。
「落胆してはいないが、“怒っている”も適切なワードではないね。私にとってこれは難題だ。ポジティブなことではないが、そこから抜け出す必要がある。我々は決して諦めない。レースでは諦めた瞬間にそこから進むことはないんだ」
「怒りは捨てる必要があるし、取り組み続けることが必要だ。私が皆に言っているのは、『君達が今までにしてきた以上に、今はもっと仕事をする必要がある。今の我々は“クソッタレ”な状況にいるからだ』ということだ。何かが起こるのを待っていても意味はない。なぜこうした状況に立っているのかに立ち戻る必要があるんだ」
「それができる唯一の事だ。そして一度その理由がわかったなら、解決策を見つけることができる。理由が分かっていないなら、どうやったら問題解決に取り組むことができるというんだ? あらゆる事に取り組んでいるから、ベストなことは新しいクルマを作ることかもしれないな」
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