MotoGP第7戦カタルニアGP、スズキのアレックス・リンスは2番手をドゥカティのダニーロ・ペトルッチらと争っていた。リンスはターン4でオーバーテイクをアグレッシブに試みたが、それは成功せず、ペトルッチの後ろのポジションをキープすることもできなかった。
リンスは残り8周になると再び仕掛けた。ハードブレーキングでターン1のインを刺そうとしたが、ほとんどペトルッチと衝突寸前となってしまう。リンスはなんとかこれをかわす……が、あえなくコースオフ。これによってポジションを6番手まで落とし、その後は追い上げを見せるも最終的に4位フィニッシュで終わった。
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彼はペトルッチの後ろについている間に、タイヤがオーバーヒートしてしまったという。それによってブレーキング時に問題が生じてしまい、最後にはマルケスとのギャップを埋めることをやめたと語った。
「データを見ると、彼の後ろにつけている時にフロントタイヤの内圧が上昇していた。そして、その内圧を下げるのは難しいんだ」
ペトルッチをしっかりと抜くことができていれば、マルケスへ接近できたと思うかどうかを尋ねると、リンスはそう答えた。
「もう少し速さがあることを予想していた。日曜日にはエンジニア陣がタイヤとバイクの分析をたくさんしているんだ」
「ペトルッチの後ろにいた僕らのマシンはとても熱く、タイヤの圧力はすぐに上がっていった。そして恐らくは、これがブレーキングやコーナリングでかなり苦戦していた理由だ」
リンスは4周目にもターン3で態勢を崩していたが、それは彼が使用していたリヤのミディアムタイヤの右側に“妙な”問題がありリーンアングル(バンク角)をコントロールできなかったからだとしている。
「僕はコーナーではペトルッチよりも速かった。だけど加速では僕らはタイヤのせいで多くのタイムを失っていたんだ」
「オーバーテイクするまでは、彼の方が速かった。彼をオーバーテイクしたとき、僕は2周プッシュしようと試みた。だが小さなギャップを築くのも不可能だった。彼は僕についてくることができたんだ」
「週末全体を通じて僕らは最終セクターでとても強かった。一方でレースではそこでタイムを多く失っていたんだ」
「僕にとっては少し難しい状況だった。例えば高速コーナーやストレートエンドでのブレーキングは良い。だがマシンをリーン(バンク)させているとき、リヤタイヤがコントロール不能だったんだ。そこではクラッシュ寸前だったよ」
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