サルディニアで行われた2019世界ラリー選手権第8戦ラリー・イタリアで、他を圧倒する速さをみせたオット・タナク(トヨタ)だったが、最終SSでトラブルが発生。結局、総合5位に後退する悔しい結果となった。
今回のラリー・イタリアは序盤からアクシデントが続出し、セバスチャン・オジェ(シトロエン)、ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ)、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)らが次々と優勝争いから脱落していった。
■WRCイタリア|タナク、トップ快走中の最終ステージで悪夢! ソルドが今季初V
そんな中で快調な走りをみせていたタナクはSS12で総合トップに立つと、その後もステージベストを何度か記録し、2番手のダニ・ソルド(ヒュンダイ)に対して26.7秒の差をつけ最終パワーステージを迎えた。
このまま行けばタナクの勝利は確実だったが、SSスタート直後にステアリング系トラブルが発生。途中コースオフによるタイムロスもあり、このSSだけで約2分の遅れ。総合5位に下がってのフィニッシュとなった。
ラリーを終えたタナクは、プレスリリースでコメントを発表。SSスタート直後からステアリング操作に違和感を感じたという。
「最終ステージをスタートしてすぐ、ステリングに違和感を覚え、動きが硬くなる感じがしました。そして走っている最中に固まり、ステアリング操作が難しくなりました。それでも何とか走り続けたのですが、大きくタイムを失い勝利も逃してしまいました」
「とてもフラストレーションを感じましたが、悲しい気持ちはチームのメンバーと変わりません。全員がこのイベントのために努力をしていたので、このような結果になってしまったのは本当に残念です。チームは必ず問題を解決してくれると確信していますし、これからも戦い続けます」
今季4勝目を目前にしての失速で、SS終了後のタナクは相当悔しそう表情をみせたが、今回のラリーでオジェがパワーステージでの4ポイントしか獲得できなかったため、タナクがドライバーズランキング首位に浮上することになった。
今回の結果に満足していないタナクではあるが、昨年と比べても確実に良い位置につけられていると語った。
「ここまでタフなシーズンが続いていますが、昨年のこの時期と比べると選手権争いに関してはずっと良いポジションにつけています。この後は少しだけラリーから離れて休みをとり、そしてまた戦いの世界に戻ります」
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