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スポーツ 2019.6.18

「現代に蘇った伝説のL型コンプリートエンジン」OS技研の礎となった名機の恐るべき戦闘能力に迫る

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平成の世に蘇った幻のl型ツインカムヘッド「TC24-B1Z」を搭載

JCCA富士ジャンボリーでは圧巻の走りでポール・トゥ・ウィン!

    「現代に蘇った伝説のL型コンプリートエンジン」OS技研の礎となった名機の恐るべき戦闘能力に迫る

昭和51年式のS31Zをベースに製作されたこのチューンドは、OS技研がかつて莫大な予算を投じて開発したL型エンジン用ツインカムヘッド搭載コンプリートエンジン「TC24-B1」の後継にあたる「TC24-B1Z(限定受注生産/570万円)」の開発車両。取材時は、激戦の旧車レース「JCCA富士ジャンボリー」に参戦するべく、各部をレースレギュレーションに合わせてリメイクしていた。

なお、TC24-B1Zはただの復刻版ではなく「今ならできること」を盛り込んでリメイクされたバージョンアップモデル。開発を指揮したOS技研の創業者・岡崎さんによると、ロスを削り高回転化すれば3.2L仕様で450ps以上の出力を引き出すことが可能だという。

実際にこの車両に与えられているのは、JCCAのレギュレーションに合わせるカタチで、L24ベースでボア&ストロークを拡大したDOHC24バルブの3136cc仕様(380ps/38kgm)となる。燃料の供給はウェーバーのキャブレターだ。

また、超高回転でのテストも想定してオイル潤滑はドライサンプ方式を採用。しかし、レースに際しては有効なトルクゾーンを維持するため7500~7800rpmを常用とし、ギヤ比にミスマッチが発生するいくつかのポイントのみ8000rpm付近までまわす使い方だ。

ミッションもレギュレーションに合わせ、純正ケースをベースとしたOS技研製のHパターンにクロスギヤを組み込んだ。クラッチはテスト品のカーボンツイン、デフにはスーパーロックLSDを1.5WAYにセットして搭載している。ファイナルギヤは4.111:1だ。

旧車のレース車両としては珍しいが、ドライバーの負担を減らすためにステアリングは電動パワステ化されている。これはドライバーである井入選手からの「パワステがあったほうが絶対に速く走れる」というアドバイスを参考にしての装備だ。

JCCAはスリックタイヤの使用が認められているが、セッティング時に最適なサイズの用意ができなかったこともあり、テスト時から使用してきたストリートラジアルを着用している。

なお、実際のレースでは改造度が高いクラスにエントリーしたものの、井入選手の駆るオカザキスピードTC24Zは圧巻の速さを披露。予選では大会レコードとなる1分53秒637を記録し、続く決勝でもライバル達を引き離してポール・トゥ・ウィンを決めたのだ。

およそ30前に誕生したパワーユニット「TC24-B1」、その伝説を受け継いだ「TC24-B1Z」は現代にも通用する速さを秘めていることが証明されたのである。

■エンジン:L24改3136cc/OS技研 TC24-B1Z、鍛造ピストン(88φ)、コンロッド、クランク(86mmストローク)、デスビ、インマニ、カムシャフト(IN/EX 320度11.5mmリフト)/ウェーバー50φキャブレター×2/ワンオフエキマニ、マフラー/GReddyラジエター/MSD/HPIオイルクーラー/ドライサンプシステム ■ドライブトレイン:OS技研クロスミッション、試作カーボンツインプレートクラッチ、スーパーロックLSD(1.5WAY/ファイナル4.111:1) ■サスペンション:渡海自動車 トレースダンパー/マナティーアーム類/arcスタビライザー ■ブレーキ:エンドレス モノブロックキャリパー ■ホイール:ボルクレーシングTE37V ■タイヤ:アドバンネオバAD08R(F:235/45-17 R:255/40-17) ■エクステリア&インテリア:12点式ロールケージ/FRPパーツ多数/片側40mmワイドオーバーフェンダー

●取材協力:オーエス技研

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