トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、ジル・ビルヌーブ・サーキットは初めて走るコースだが、強力なパフォーマンスを発揮して再びポイントを獲得することが可能であると考えている。
F1ルーキーのアルボンは、前戦モナコGPで初めて予選Q3に進出、10番グリッドからスタートし、8位でフィニッシュした。ダニール・クビアトは7位を獲得、トロロッソは2019年初のダブル入賞を達成した。
ホンダF1田辺TD「ジル・ビルヌーブ・サーキットではパワーユニットの性能が重要になる。今回もいいパフォーマンスを見せたい」:カナダGPプレビュー
「ジル・ビルヌーブ・サーキットでレースをするのはこれが初めてだ。この数戦から考えて、強力なパフォーマンスを発揮し、さらにポイントを加算できるのではないかと期待している」とアルボンは語る。
「モナコのレースウイークエンドで、ようやく求めていた結果を出すことができた。今まで、ほとんどの場合、途中で何かが起きて、実現しなかった」
「初めて予選Q3に進めてうれしかった。週末を通して速さがあったことは、今後に向けて心強い。7位と8位という結果を出せたことで、自信を持ってモントリオールに向かうことができる」
トロロッソは2019年ここまでの6戦で、アゼルバイジャンを除く5戦で入賞を果たしている。
「モントリオールに行くのはこれが初めてだけど、素晴らしい所だと聞いている。このサーキットにはモナコの要素があり、バルセロナの要素もあるようなので、この2戦を通してカナダGPへの準備をすることができたともいえるだろう」
「初めてのトラックで走るのはわくわくする経験だ。すごくクールなサーキットみたいだしね。ウォールと戯れるような、真のドライバーズサーキットだ。ドライバーなら誰もが大好きなタイプのサーキットだよ」
「シミュレーターでコースを学習してきたけど、楽しかったよ。すごくテクニカルなコースだ。セットアップについて言うと、ロングストレートでのスピードが重要だけど、一方で低速コーナーがあるから、ダウンフォースも必要だ。バクーのように、いい妥協点を見つけなければならない」
「しっかり宿題をこなさないとね。路面はバンピーで、速いラップを走るために必要なトリックがいくつもあり、縁石をうまく活用することも大事だ。実際に走るのを楽しみにしている」
■「STR14・ホンダはさまざまなタイプのサーキットで力を発揮している」とアルボン
トロロッソSTR14・ホンダのパフォーマンスにも、自分自身の向上にもいい手ごたえを得ているというアルボンは、カナダもポジティブな週末になると期待している。
「今回もいい結果を出せると信じている」とアルボン。
「今年ここまでの6レースのうち5戦は、8位から11位でフィニッシュしている。つまり僕らのマシンは安定した力を持っているということだ。さまざまな種類のトラック、さまざまな種類の路面、すべてのタイプのコーナーで力を発揮している」
「マシンの基礎がしっかりしているので、そこから向上させていくことができる。特にレースペースに関するポテンシャルを引き出しつつある」
「僕自身については、マシンを自分のドライビングスタイルに適した形にセットアップする方法を理解しつつあると思う。あらゆることが正しい方向に進んでいるといえるよ」
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