現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 「最先端ドリフト技術が詰め込まれたR31スカイライン!」ドライバーはなんとラジドリ名人で22才の若手だった!【D1 LIGHTS】

ここから本文です

「最先端ドリフト技術が詰め込まれたR31スカイライン!」ドライバーはなんとラジドリ名人で22才の若手だった!【D1 LIGHTS】

掲載 更新
「最先端ドリフト技術が詰め込まれたR31スカイライン!」ドライバーはなんとラジドリ名人で22才の若手だった!【D1 LIGHTS】

シルビアのストラットサスを移植してドリフトに最適化!

RB25改2.6Lで500馬力の強心臓で白煙もモックモク!

歴史的名車「メルセデスベンツW124」に国産チューニング魂を全注入! 心臓部は掟破りのRB26DETTユニットを換装!

ドリフト走行時のカッコよさや美しさが争われる競技D1グランプリシリーズ。その下位カテゴリーとして知られているD1ライツシリーズに、いまや見かけることも少なくなってしまったR31スカイラインのドリフト仕様がデビューした。

マシンはR31スカイライン専門店として知られている岐阜県のR31HOUSEが手がけており、エンジンはR32型スカイラインに搭載されているRB25DETを移植。これを2.6Lに排気量アップして500馬力を発揮。足まわりも切れ角アップやトラクション性能で有利なシルビア系に変更されているなど、ドリフト仕様として申し分ない仕上がりになっている。

ドライバーは「最強ドリフターはだれだ?!」という大会での優勝経験もあるラジコンの名手で、R31HOUSEの柴田社長に見出され、いまは社員兼ドライバーとして働いている若干22才の蕎麦切広大選手だ。彼はドリフト歴2年というキャリアながら練習会やローカルドリコンで実力を高め、昨年末に開催されたD1ライセンス選考会でD1-Aライセンスを取得。今シーズンはD1ライツシリーズへの年間エントリーを予定しており開幕戦でのデビューとなったのだ。

結果からいうと、今回のD1ライツシリーズ開幕戦の備北大会では、セカンドベストの差で惜しくも追走進出を逃してしまったが「次は成績を残してD1GPライセンスをとって上に行きたい!」と意気込んでいたし、はじめての備北でこれだけの得点を出せたことを考えると、今後の活躍が期待できるってもんなのだ。

2012年(16歳)に開催された「第10回最強ドリフターは誰だ!?」というラジドリ大会で優勝し、この時にR31HOUSEの柴田社長から「ワークスドライバーにならないか?」と声をかけられたことを機に蕎麦切広大選手とR31HOUSEのタッグがスタート。昨年は、ドリフトキングダムのエキスパートクラスで準優勝した実績を持つ。今シーズンはD1ライツシリーズをはじめ、ドリフトキングダムやフォーミュラドリフトジャパンへの参戦も計画している。

2019年の東京オートサロンで展示されていたR31スカイラインとは別物で、こちらはD1ライツシリーズやドリフトキングダム、フォーミュラドリフトジャパンといったカテゴリーに参加するために制作された。外装はR31HOUSEのフロントリップやサイドステップに加え、オーバーフェンダーを使ってワイド化されている。

エンジンはR32型スカイラインに搭載されているRB25DETに乗せ替えられており、2.6Lに排気量アップし、500馬力を発揮する。そしてミッションはナガオテクノの5速クロスが組み合わされる。

ホイールはRAYSのグラムライツ57エクストリーム(9.5J-18+22)で、タイヤは前後とも265/35-18のナンカンNS-2Rを履く。

純正ではスピンドル一体型のストラットとなるため、切れ角アップナックルの選択肢を増すためにシルビア用に変更されている。車高調はD-MAXのレーシングスペック(フロント12kg/mm、リヤ4kg/mm)で、ナックルやアーム類もD-MAX製品で揃える。

純正ではセミトレーリングアーム式が採用されているリヤサスまわりも、シルビア等で使われているマルチリンク式にメンバーごと交換。メンバーはHCR32純正をベースに補強が入れられており、アーム類はフロントと同様にD-MAX製品で揃えられている。

室内は純正の内装を活かしつつもダッシュボード貫通式のロールケージが組まれ、よく見るブースト計と回転計を中心にメーターが追加されている。

練習走行から順調に周回を重ねていた蕎麦切選手は、単走決勝の本番1本目から好走を披露し、97.50点というまずまずの得点を獲得した。ミスがあって得点を伸ばすことはできなかった2本目(他の選手と最高得点が同じだった場合、次点の得点で順位が決定される)が響いて追走進出はできなかったが、次戦以降の活躍を期待させるデビュー戦と言えるだろう。

TEXT&PHOYO:Daisuke YAMAMOTO

こんな記事も読まれています

衝撃! ”空力の鬼才”エイドリアン・ニューウェイがレッドブル離脱か
衝撃! ”空力の鬼才”エイドリアン・ニューウェイがレッドブル離脱か
motorsport.com 日本版
インディカー初参戦のテオ・プルシェールが次戦も続投へ。「彼の戦い方に感銘を受けた」とチーム代表
インディカー初参戦のテオ・プルシェールが次戦も続投へ。「彼の戦い方に感銘を受けた」とチーム代表
AUTOSPORT web
粉っぽい空気に要注意!! クルマの健康寿命を縮める[粉]の正体と対処法
粉っぽい空気に要注意!! クルマの健康寿命を縮める[粉]の正体と対処法
ベストカーWeb
カブト、新グラフィックモデル『KAMUI-3 RIDGE』を追加。2024年4月から発売
カブト、新グラフィックモデル『KAMUI-3 RIDGE』を追加。2024年4月から発売
AUTOSPORT web
ニッサン・フォーミュラE、伝統のモナコへ。連続する好成績に「チームの士気は高い」と監督も期待
ニッサン・フォーミュラE、伝統のモナコへ。連続する好成績に「チームの士気は高い」と監督も期待
AUTOSPORT web
変なあだ名のクルマと言わないで! あだ名は[愛されキャラ]の証なんです
変なあだ名のクルマと言わないで! あだ名は[愛されキャラ]の証なんです
ベストカーWeb
メルセデスの「SL」の始祖は「300SL」だった。ル・マン24時間でも優勝したアイコンはなぜ生まれ、どのように発展したのでしょうか?
メルセデスの「SL」の始祖は「300SL」だった。ル・マン24時間でも優勝したアイコンはなぜ生まれ、どのように発展したのでしょうか?
Auto Messe Web
「4EVER Untamed」のキャッチを掲げた第6世代の新型トヨタ・4ランナーが米国デビュー
「4EVER Untamed」のキャッチを掲げた第6世代の新型トヨタ・4ランナーが米国デビュー
カー・アンド・ドライバー
フォルクスワーゲン「ポロGTI」誕生25周年!記念モデルを227台限定で発売
フォルクスワーゲン「ポロGTI」誕生25周年!記念モデルを227台限定で発売
グーネット
ヒョンデ 新型高性能EV「アイオニック5N」発売!50台限定の特別仕様⾞も設定
ヒョンデ 新型高性能EV「アイオニック5N」発売!50台限定の特別仕様⾞も設定
グーネット
日産 コネクテッドサービス「ニッサンコネクト」が進化!アプリから操作できる機能が倍増
日産 コネクテッドサービス「ニッサンコネクト」が進化!アプリから操作できる機能が倍増
グーネット
メルセデス・ベンツ 「GLCクーペ」PHEVモデル登場!電気モーターのみで118キロ走行可
メルセデス・ベンツ 「GLCクーペ」PHEVモデル登場!電気モーターのみで118キロ走行可
グーネット
マツダ、新型電動車セダン「MAZDA EZ-6」とSUVコンセプト「MAZDA 創 ARATA」を北京モーターショーで初公開
マツダ、新型電動車セダン「MAZDA EZ-6」とSUVコンセプト「MAZDA 創 ARATA」を北京モーターショーで初公開
月刊自家用車WEB
加藤陽平TD、転倒後も「表彰台にはチャレンジできるなと思っていた」。新加入ダン・リンフットの印象も/EWCル・マン24時間
加藤陽平TD、転倒後も「表彰台にはチャレンジできるなと思っていた」。新加入ダン・リンフットの印象も/EWCル・マン24時間
AUTOSPORT web
ダッシュボードは大改善 フォルクスワーゲンID.5 GTXへ試乗 「7」と同モーターで339ps
ダッシュボードは大改善 フォルクスワーゲンID.5 GTXへ試乗 「7」と同モーターで339ps
AUTOCAR JAPAN
「ミウラ」「カウンタック」「ストラトス」はガンディーニの作でした! オートモビルカウンシル2024で「追悼展示」が急遽開催
「ミウラ」「カウンタック」「ストラトス」はガンディーニの作でした! オートモビルカウンシル2024で「追悼展示」が急遽開催
Auto Messe Web
クルマの買取もグーネットアプリにおまかせ!相場価格がわかる新サービス、3つの便利なポイント
クルマの買取もグーネットアプリにおまかせ!相場価格がわかる新サービス、3つの便利なポイント
グーネット
「お金なさすぎて家賃払えなくて…」大阪出身“売れっ子芸人”が高級SUV「Gクラス」を納車! 東京で“人生初”の車購入「盛山さんがベンツ購入って感慨深い」「夢あるなー」と反響
「お金なさすぎて家賃払えなくて…」大阪出身“売れっ子芸人”が高級SUV「Gクラス」を納車! 東京で“人生初”の車購入「盛山さんがベンツ購入って感慨深い」「夢あるなー」と反響
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

177.0271.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

118.01320.0万円

中古車を検索
シルビアの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

177.0271.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

118.01320.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村