免許取得以来ロータリー一筋のオーナーがたどり着いた理想形
20Bロータリーを搭載した“街乗りもできるサーキット仕様”
「日米の最先端パーツで組み上げられた超完成度のチューンド86!」FA20エンジンは独立スロットル+ターボで武装!
走りの雰囲気がプンプンと漂う深紅の4型FD3S。オーナーは34歳のヒロセブンさん。なんと19歳で免許をとってFC3Sを購入し、その後は3台のFD3Sを乗り継いでいるという生粋のセブン&ロータリーフリークだ。「最初は見た目でFC3Sを選んだのでロータリーエンジンにはとくに興味はなかったのですが、いざ乗ってみると回す楽しさに目覚めて、セブンばかり乗り続けています」とのこと。
“回す楽しさ”を追求した結果、出した答がエンジンルームに収まる20Bロータリー。知っての通りユーノスコスモに搭載されていた市販車世界初の3ローターエンジンだ。それまでの13B-REWシングルターボ仕様を壊しまくっていたこともあり、チューニングを依頼しているRSパンテーラに勧められて換装を決めた。
20BエンジンはRX-8の10.0高圧縮ローターを組み込んだサイドポート仕様。インマニやEXマニはRSパンテーラオリジナルで、ウォーターポンプやパワステなどベルト駆動の補機類まわりはFD3S用となっている。最高出力は336psで、最高回転数はマックス9000rpm、常用は7500~8000rpmとしている。完成してから5年になるが、トラブルはない。
好みのスタイルを演出するため、エクステリアはメーカーミックスのエアロを組み合わせながらうまくまとめ上げている。構成パーツはフロントバンパー、サイドステップ、ワイドフェンダー、リヤバンパーがRSパンテーラ。ボンネットとリヤディフューザー、カナードがRE雨宮。GTウイングはサンアイワークスだ。レーシングタイプのミラーやLEDテールなども投入している。
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“街乗りもできるサーキット仕様”をコンセプトにしているこのFD3S。そのための拘りはホイール&タイヤ選択にも現れている。ボルクレーシングZE40(9.5J×17+25)に組み込まれているのは、ディレツァZIII(255/40R17)。17インチ化はサーキット走行のランニングコストも考慮したもので、ブレーキキャリパー&ローターも純正の17インチ用を流用している。サスペンションはHKSハイパーマックスMAXIIIスポーツだ。
サイトウロールケージの11点式ロールバーに多数の追加メーターが装着されたコクピットまわりだが、コンセプトに則ってエアコンやオーディオ類の快適装備はキープ。また興味深いのは灰皿横に追加されているスイッチで、マフラーの音量変更バルブ開閉用のものだ。
普段の足として街乗りから、年に4回ほどのサーキット走行まで合わせて、1年に1万5000kmくらい走るというヒロセブンさん。20Bはエンジンパーツが出ないので壊さないように乗り続けていきたいというが、「じつはスーパーチャージャーの追加ができないかと……」と、次なるステップも模索中だという。
●取材イベント:榛名セブンデイ2019(2019.5.18)
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