2019全日本スーパーフォーミュラ選手権の第2戦オートポリス。2年ぶりに3位表彰台を獲得した大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)は、チームが今回持ち込んだマシンにかなりの好感触を感じており、それがレース結果に如実に現れた形となった。
荒天の影響により日曜日の朝に順延された予選は、40分間の計時セッションとなった上に、赤旗の連続で多くのマシンが十分なアタックラップを行うことができなかった。それは大嶋も例外ではなく、中団の12番手に沈んだ。なお、10番手のハリソン・ニューウェイ(B-Max Racing with motopark)が赤旗の原因をつくったとしてタイムを抹消されたため、大嶋は決勝を11番グリッドからスタートすることとなった。
■第2戦決勝|関口16番手スタートから劇的勝利! ステイアウト&驚異のペースで他を圧倒
レースをミディアムタイヤを履いてスタートした大嶋は、1周目にピットイン。タイヤ交換義務を果たし、残り周回をソフトタイヤで戦う作戦に出た。
その翌周にセーフティカーが出動したこと、そして多くのドライバーが大嶋と同様の作戦を採ったこともあり、彼は7番手でリスタートを迎えた。
その後、同様の作戦でペースダウンして順位を落とすドライバーを尻目に、大嶋は着実にポジションアップ。残り4周、ステイアウトを選択してタイヤを交換せず走り続けていた牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)が遂にピットインしたことで表彰台圏内に浮上し、そのままチェッカーを受けた。
「今週はいけるかなと思っていたんですけど、予選があんな風でアタックできず、中盤からのスタートになってしまったので悔しかったです。決勝は作戦も当たってちょっとラッキーな部分もあったんですけど、リスタートした後に、自分の力でオーバーテイクしてこの位置までこれたので、すごく満足していますし、チームに感謝しています」
なお、チームルマンには、今年から阿部和也エンジニアが加入した。阿部は昨年、山本尚貴のチャンピオン獲得を支えたエンジニアだ。大嶋曰く、その阿部の存在が、今回の結果に大きく寄与したと語る。その手応えの大きさは、彼が2017年にスーパーフォーミュラに復帰して以来、初めてと言っても良いほど大きなものだったという。
「今回は3位ですけど素直に嬉しいです。(チームルマンに復帰して)今年で3シーズン目になったんですけど、ここ2シーズン本当に苦しい思いをしてきました」
「今年から阿部エンジニアが入ってきてくれたこともあって、今回の持ち込みのクルマは今までに感じたことがないくらいのグリップで、僕もびっくりするくらいでした」
彼自身も得意としているオートポリスで、久しぶりの表彰台獲得となったのだが、大嶋に加えてチーム自体も何か大きな手応えを掴んだ様子。第3戦SUGO以降も、彼らの躍進に注目だ。
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